JR東日本が新幹線・特急を含めて3日間乗り放題になる「鉄道開業150周年記念 JR東日本パス」が発売されます。
お値段22150円!と破格です。
従来より「大人の休日倶楽部」会員向けに乗り放題パスを年数回発売していましたが、今回は誰でも買えるってのが注目点です。
まさに「乗り放題」なのでずーーっと電車に乗ることも可能ですし、複数の目的地を自由に組み合わせることも可能になります。
以前より「大人の休日倶楽部パス」を楽しく使わせてもらっているので、今回の3日間パスを使うとどんなことが出来るかをモデルコースをちょっと考察してみました。
更に2022年10月11日から全国旅行支援(全国旅割)が始まります。
これとセットで使うと超お得な旅行ができますので考察してみることにしました。
詳しくはこちおらから↓
2023年3月にJR東日本パスファイナルとして3日間乗り放題パスが発売されます!
全国旅割とセットで使うと超お得!
詳細は下記の投稿をご参照ください↓
目次
「JR東日本パス」とは?
鉄道開業150年記念ということで記念のイベントがいくつか開催されますが、その一環でJR東日本全線が新幹線・特急を含めて3日間乗り放題になるフリーパスを発売するという発表がありました。
ざっくりとした概要は以下の通りです。
<鉄道開業150年記念JR東日本パス概要>
・価格:大人22150円、こども10150円
・利用期間:2022年10月14日(金)〜10月27日(木)
※利用開始一か月前から発売
・販売方法:「えきねっと(Web)」限定発売
・利用内容:フリーエリア内の JR 東日本全線、青い森鉄道線、IGR いわて銀河鉄道線、三陸鉄 道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~ 新井間)の特急(新幹線を含む)・急行・快速列車の普通車自由席および JR 東日本が運行する BRT が3日間乗り降り自由。
あらかじめ座席の指定を受ければ、新幹線・優等列車の普通車指定席に 4 回乗車可能。
条件は大人の休日倶楽部とほとんど変わらないのですが、「こども」料金が設定されているってのが目新しいです(笑)
そりゃそうですよね、、大人の休日倶楽部パスを購入できるのは少なくとも50歳以上ですから、、(笑)
ということは、この期間は電車が激混み!の可能性がありますから計画は早めに立てて、指定券が必要な電車は乗車一か月前の発売と同時に購入することが必須になります。
出来るだけ遠くに行こう!「JR東日本パス」を使い倒す!
大人の休日倶楽部パスは4日間乗り放題なのでまぁ毎日電車に乗っていれば元は取れる、、というかお得過ぎるのですが(笑)JR東日本パスは3日間のフリーパスなので注意が必要です。
近場を単純往復するだけならばJRの割引切符「えきねっとトクだ値」や「ダイナミックレイルパック」を使った方がお得になる可能性があります。
今回のようなフリーパスの醍醐味は普段は行けないような遠くの都市を周遊しても交通費が変わらないというところにありますから、事前の計画を立てる段階でいかに使い倒すスケジュールを立てることができるかが重要になってきます。(笑)
指定席券は4区間分まで発券できるので慎重に。
新幹線・特急が乗り放題!と言ってもそれは「自由席」を使う場合です。
JR東日本運行路線で実は自由席が無い「指定席のみ」の区間が存在します。
・東北新幹線「はやぶさ」「はやて」、秋田新幹線「こまち」、山形新幹線「つばさ」、北陸新幹線「かがやき」は、全車指定席。
→利用する場合は乗車日の一か月前の発売と同時に確保する気合が必要。
・在来線特急では「あずさ」「かいじ」「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」「ひたち」「ときわ」「湘南」「踊り子」「スワローあかぎ」「成田エクスプレス」「日光」「きぬがわ」が全車指定席。
→普段は混まない路線もフリーパス期間中は混みあう可能性もあるので早めに指定しておくことが必要かも?
・在来線快速電車「海里」「SL銀河」「SLばんえつ物語」「おいこっと」「リゾートしらかみ」、「さんりくトレイン宮古」なども全車指定席なのだけど、指定席券が840円とか540円とかなのでフリーパスの指定券枠が余っていれば使っても良いかも?
ただし、指定席券が無いとどのみち乗れないし満席なんてことになった場合はスケジュールが狂ってしまうのであらかじめチェックは欠かせません。
東北新幹線の指定席と自由席を上手に使い分ける裏技〜盛岡以北は実は全席指定の「はやぶさ」「こまち」」に指定券が無くても乗車できる〜
「JR東日本パス」の指定席券は3日間で4区間分しか指定できません。
もちろん指定券を追加で購入すれば良いのですがフリーパスのありがたみが減りますよね(笑)
特に全席指定の東北新幹線「はやぶさ」、秋田新幹線「こまち」は要注意です。
可能な限りJR東日本パスの4回分の指定枠を使って予約を取りたいところですが、指定席が取れなかった!とか短い区間の乗車なので指定枠を使うのがもったいない、、ってことも生じます。
そんな時には、、実は「特例」があるんです。(大人の休日倶楽部パスで旅行中にみどりの窓口で特例があることを教えてもらいました)
東京から盛岡間は自由席が連結されている「やまびこ」が走っているのでJR東日本パスを使って指定席券を発券しなくても自由席に乗ることが出来ます。
ところが盛岡以北の盛岡〜青森間、盛岡〜秋田間は全席指定のはやぶさ、こまちしか走っていません。
じゃ指定席券を発券しなければならないかと言えば実はそうではありません。
この区間は特例があって以下の通りになっています。
「盛岡~新函館北斗間では、「特定特急券」を購入すれば、指定席車両の空席に乗車することができます。特定特急券は自由席特急券と同額です。」
ということで、「JR東日本パス」も同様に「空席に乗車」できます。
ただし!当然のことですが指定券を購入したお客さんが来た時には速やかに座席を渡すことが必要になります。
また、仙台〜盛岡間にもちょっとややこしい特例があって、「仙台」の次が「盛岡」に到着する新幹線は自由席特急券では乗れない(JR東日本パスだけでは乗れない)けれど、仙台〜盛岡間に「停車する駅」がある「はやぶさ」には自由席特急券で乗車できる(JR東日本パスだけで乗れる)のです。
(仙台〜盛岡間の特例)
・「はやぶさ」号を仙台以北のみ乗車になる場合は、指定席券を持たずに乗車できる特例がある。
・仙台~盛岡間では、途中に停車駅がある「はやぶさ」号のみ、特例として、自由席特急券で指定席車両の空席に座ることができます。仙台~盛岡間が無停車の「はやぶさ」号には、この特例は適用されず、乗車するには指定席が必要です。
特例はありますが、可能であれば頑張って指定席をGETするのが良いです。
ただし特にフリーパス期間中のはやぶさの始発は直ぐに満席になって取れません!
どうしても取りたい座席は発売と同時に座席の確保をすることを強くお勧めします。
モデルコース1:超ハード?毎日東北の温泉を日帰りする!
以前4日間日帰りで東北の温泉巡りができるのか?ということでやってみたことがありました(笑)
せっかく行くんだからゆっくり温泉地に泊まりたいのはその通りなのですが、宿泊費がないのでとーってもリーズナブル(笑)
青森県・酸ヶ湯温泉、秋田県・玉川温泉、宮城県・鳴子温泉に毎日日帰りで行くというとっても無駄なことをやってみましたが結構楽しかったです(笑)
こんなことが出来るのも乗り放題パスのおかげです。
もちろん宿泊をしてのんびり、、ってのが理想ですけどね(笑)
今回の3日間パスで宿泊付きで行くとするこんな感じはどうでしょうか
モデルコース2:ゆっくり宿泊(笑)して温泉巡り。
毎日日帰りは大変なので(笑)モデルプラン1を宿泊付きにするとこんな感じになります。
一日目:国民保養温泉地第一号の青森県・酸ヶ湯温泉に入って弘前に宿泊
朝一番のはやぶさに乗って青森へ!
滅多に行かない(笑)青森で温泉に入ってついでに弘前でアップルパイでも食べながら一泊しましょう。
酸ヶ湯温泉はこちら
弘前のアップルパイ巡りはこちら
二日目:鳴子温泉の大江戸温泉物語でお腹も満足
お昼過ぎぐらいに弘前を出発すると夕方には鳴子温泉に到着。
この温泉地は駅からほぼ徒歩圏に温泉が点在しているのでとっても便利。
外湯を少し散策してここで宿泊です。
鳴子温泉の様子はこちら。
本日の宿泊は周辺の旅館に泊まります。
宮城県・鳴子温泉 大江戸温泉物語「ますや」の宿泊記はこちら
三日目:秋田県・玉川温泉でゆっくり湯治
鳴子温泉から田沢湖までは約2時間半程。
お昼頃田沢湖に到着後玉川温泉に行ってそのまま帰宅。。
玉川温泉体験記はこちら。
こんな感じだと少し余裕のある湯治ができそうです。
個人的には銀山温泉とかを入れこんでみたいですねぇ。。
もしくは玉川温泉の近くにある乳頭温泉郷もものすごく良い温泉地でした。
玉川温泉と同じく新幹線の停車駅「田沢湖」駅で下車です。
乳頭温泉郷の旅行記はこちら↓
GOTOトラベルが再開したら銀山温泉で宿泊!ってのが個人的にはやってみたいことです。
モデルコース3:秘湯不老不死温泉と超有名ローカル線「五能線」のリゾートしらかみで日本海を満喫ツアー!
テレビでも紹介されて有名なのとそのネーミングから興味を掻き立てられる「不老不死温泉」。
場所がとっても不便なところにあって(笑)日帰りは無理!
以前行ったことをあるのですが、その時はお隣の「深浦」に宿泊しました。
なんたって不老不死温泉高いんだもん、、(笑)
行くのも難しいのですが海岸線にある有名な露天風呂がこれまたダイナミック(笑)
はっきり言って吹き飛ばされます(笑)
冬場はチャレンジャー以外はやめた方が良い、、凍えます(笑)
10月なのでぎりぎりかもしれませんが、一度体験するのは良いかもしれません(笑)
もちろんちゃんとした内湯も完備されていますのでそこは大丈夫。
この不老不死温泉は知る人ぞ知る超有名ローカル線の「五能線」沿線にあるのでせっかくなのでJRの観光列車「りぞーとしらかみ」を組み入れることをお勧めします。
5時間程かけて秋田⇔青森間を運航していて、不老不死温泉はそのほぼ中央ぐらいです。
不老不死温泉の送迎バスが「リゾートしらかみ」の停車駅でもある「ウエスパ椿山」で接続しているのでそれと合わせると便利です。
というかそれ以外で行こうとするととてもめんどくさいことになります(笑)
リゾートしらかみは全席指定なので事前に予約が必要です。
JR東日本パスでも予約できますが、指定席券は530円なのでフリーパスの予約枠を別に使う方がお得かもしれません。
フリーパスだとあちこち行けそうでアイディアは尽きませんね。
なんかいつもより激混みになる予感がしますが、せっかくなのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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