さて、毎日新幹線で温泉巡りをする旅がスタートします。
4日間毎日新幹線で往復ですからねぇ、、1日目に一番遠くに行って、そこからは近場にした方が疲れが少ない(笑)(なんのために温泉に行ってるんだ?)
というわけで、1日目の目的地は青森県の酸ヶ湯温泉。
この温泉は昭和29年に「国民保養温泉地第一号」の指定を受けた由緒正しき(?)保養温泉です。
青森駅からバスで1時間ほどかかる山の中で秘湯感満載ですが、交通アクセスも悪くないので電車とバスでも簡単に行けてしまいます。
で、ここの大浴場「ヒバ千人風呂」は実は混浴だということが行ってみてわかりましたが(笑)女性専用エリアは衝立てでがっちりガードされていますからあまり気になりませんでした。
たまにおばちゃんが衝立ての間から顔を出してキャーキャー言っていましたが(笑)なんだろうね〜って感じです(笑)
旅行期間 2019/6月
エリア 東北・関東
テーマ 街歩き、食べ歩き、温泉、鉄道
目次
・Vol.1 旅の計画 〜毎日自宅に帰る!時刻表とにらめっこ これ本当に行けるのかな?〜
・Vol.2 1日目 青森県・酸ヶ湯温泉へ 〜秘湯感満載の混浴風呂〜
・Vol.3 2日目 秋田県・玉川温泉へ行こう!
・Vol.4 3日目 静岡県・伊豆クレイル(IZU CRAILE)に乗りに行こう!帰りはスーパービュー踊り子号!
・Vol.5 4日目 宮城県・鳴子温泉へ行こう!
目次
初日からアクシデント!はやぶさ1号が満席で取れない!
青森県の酸ヶ湯温泉に行くには大宮発のはやぶさ1号に乗っていかないと日帰りは難しいのですが、実はこれが満席!
はやぶさは全席指定なので自由席というわけにもいかず、4日間のうちどこか空きがないかと探したのですが、どこも空いていません。
大人の休日パスの威力でしょうか、、
ただしこの時期は臨時便が30分前に増便されています。
ただ残念なことにその便だと自宅から微妙に間に合わないんですよねぇ、、大宮で乗り換え3分はあまりに危険なので、断腸の思いで前日に大宮駅のカプセルホテルに宿泊することになりました。
今日の予定
臨時便のはやぶさ45号に乗り新青森まで行って、そこからはバスで向かうスケジュールです。
酸ヶ湯温泉に滞在できる時間は3時間ちょっとですが、まぁそれぐらいあれば楽しめるでしょう。
今日の目的地はここです!
帰りは「青い森鉄道」という第三セクターの電車を使って八戸まで行ってから新幹線で戻ってくることにしました。
●大宮(埼玉)
|6:26発
| はやぶさ45号(指定席)[新函館北斗行]2時間51分
|9:17着
■新青森
●新青森駅
|10時10分発
| バス1時間時間13分
|11時23分着
■酸ヶ湯温泉
●酸ヶ湯温泉
|14時53分発
| バス1時間時間20分
|16時14分着
■青森駅
●青森
|17:23発
| 青い森鉄道(普通)[八戸行]1時間33分
|18:56着
■八戸
●八戸
|19:06発
| はやぶさ40号(指定席)[東京行]2時間32分
|21:38着
○大宮(埼玉)
|21:53発
| JR湘南新宿ライン(普通)[大船行]30分
|22:23着
■新宿
大人の休日倶楽部パスを使った旅の始まり〜
4日間JR東日本の電車乗り放題ですからできるだけ長く乗ってJR東日本に損をさせなきゃ!とは思いませんが(笑)ビュッフェで元を取るためにたくさん食べなきゃ!という心理と同じでできるだけたくさん乗らなきゃ!と思ってしまうのは仕方ないですね。
これから4日間使う大切なパスです。
「修行僧の朝は早い」というのはマイレージ修行の時よく使う言葉ですが、マイルが貯まるわけでもないのに電車に乗りまくるというのはちょっと意味不明かもしれませんね(笑)
さて、出発です。
新青森駅到着!
2時間50分ほどで新青森に到着です。
青森といえばねぶた祭り。
駅もねぶた一色です。
立派な駅舎を作りましたねぇ、、在来線は奥羽本線が乗り入れていますが、駅の周りはほとんど商店街らしきものはなし(笑)
まぁバス停の前におみやげ屋さんと定食屋さんが数件あるぐらいですね、、
青森駅とまとめられなかったのかな?
酸ヶ湯温泉まではバスの旅
さて、ここからはバスで酸ヶ湯温泉まで向かいます。
駅前のおみやげ屋さん前のバス停から発着です。
なんと1日に3本しかありません!
新青森駅発十和田湖行きバス みずうみ号時刻表
みずうみ8号 10:10発
みずうみ10号 11:40発
みずうみ12号 13:40発
詳細は下記のリンクに時刻表をアップロードしておきます。
JR東北 みずうみ号・おいらせ号時刻表(2019年4月20日改定)運行期間4/20〜9/30)(pdfファイル)
1時間ちょっとバスに乗ることになりますが、路線バスとはいえバスは大型で快適です。
三杯飲むと死ぬまで長生き(?)するというお茶を飲みながら休憩
40分ちょっと走ったところで一旦山の上のドライブインで休憩があります。
あ、ちゃんとした休憩所だ。
到着するとお店の前にはお茶が用意されていてお店の人が口上を始めます。
誰が考えたのかわかりませんが、、「1杯飲むと3年長生き(そうなんだ)、2杯飲むと6年長生き!(へ〜〜)、3杯飲むとなんと!死ぬまで長生き!(!ん?ん???)」
だそうです。
個人的にはツボにはまりました(笑)いやぁいいなぁ〜面白くて。
そんな口上を聴きながらお茶を頂いて(これは無料)短い休憩のあとはまたバスに乗り込んで酸ヶ湯温泉を目指します。
酸ヶ湯温泉到着!
さて、ほぼ時刻表通りに酸ヶ湯温泉に到着です。
お隣には酸ヶ湯そばの「鬼面庵」があったのでとりあえずお昼ご飯にします。
なんとなくそばプリンが気になったので食べてみました。
お蕎麦はつなぎ粉や添加物を一切使っていないということですが、つなぎ粉たっぷりのそばを食べ慣れた身からすると少し違和感ありです(笑)
蕎麦プリンの方が個人的には好きです。一緒に提供される蕎麦蜜をかけずに食べてみると甘みはほとんどありませんが蕎麦のほんのりした風味があって美味しいです。
酸ヶ湯温泉付近を散策
せっかくここまで来たので周りを少し散策してみましょう。
周りはキャンプ場やホテルなどがあって、30分〜1時間ほどで回れる散策路が整備されています。
お天気も良くてよかった。
本格的に登山をされる方はこちらから、、
観音さまは、、どこかな?見つけられず(笑)
ここは、、別名「底なし沼」です。
綺麗に見えて実は魚が棲息できない酸性で90℃の熱水が出ている沼です。
実はとても危ない?
もう少し歩くと小さいですが「賽の河原」があります。
熱水があちこちから吹き出てちょっと暑い。。
お地蔵さんかわいい(笑)
でもってそのお隣には「まんじゅうふかし」というなんか不思議な名前の場所があります。
ここにおまんじゅうがあるわけではなく、椅子の下に温泉が通っていて寝転ぶと「岩盤浴ができる」という優れもの。
でも暑い、、、まぁ温泉だからそりゃそうですよね。
日本屈指の酸性湯 「酸ヶ湯温泉」に入ってみた
さて、周りを1時間ほど散策してお目当の「酸ヶ湯温泉」に行ってみることにしましょう。
昭和レトロな感じの作りです。
まぁ要は古いということですね(笑)
宿泊施設も併設されていますから、まさにゆっくり湯治ができますし、そもそもそれが目的の施設です。
まさか関東から日帰りでくるような場所ではありませんね。
さて、ここから脱衣場に入ります。
脱衣場には鍵付きロッカーなどはないので、入る前にロッカーを使いましょう。
100円かかります。
が、このサービスドアってなんだろう、、、と思ったら、100円でドアを閉めた後はこの小窓を鍵で開けられて出し入れ自由になると、、、
なんと手の込んだことを!(笑)
こんなことするんだったら初めから無料にすればいいのに、、(笑)
で、ここで初めて気が付きました。
あ、「ヒバ千人風呂」って混浴なんだ、、(笑)
脱衣所は別ですが、中は一つの湯船なんです。
ただし、入ってみると湯船は確かに共用ですが、衝立てでガッチリ分けられていますから想像するような混浴ではありません。
作りはとても古くて落ち着きのある歴史を感じさせる浴室です。
おそらく昔はこんな風に標識だけあって衝立てはなかったのだろ思いますが、諸般の事情で作らざるをえなくなったんでしょうね、、
肝心のお湯ですが、さほど熱くなく適温です。
酸性がめちゃくちゃ強いので舐めると少し酸っぱい。
浴槽はかなり大きいです。昭和初期の匂いがする秘湯感満載の温泉ですねぇ。
でもって硫黄臭が強烈です。温泉に入ってる!って感じがします。
ここの温泉の売りはこの「温泉」で、上がり湯というものをしないのが作法のようなのです。
酸性が強すぎて石鹸も泡立たないということで石鹸などは一切ないという徹底ぶり。
さすがにこれから新幹線に乗って帰るのに硫黄の温泉臭のままではまずいだろう(笑)ということでお湯を浴びようと思っても蛇口からは冷水(それもかなり冷たい)のみ。
温泉を冷水で薄めて一応上がり湯にしてみました。
温泉の泉質自体は草津の湯のような感じの強酸性の硫黄泉でとっても良いです。
しかーし、設備が今ひとつかなぁ〜
湯治として使うんだったら雰囲気も泉質も最高なのですが、日帰り湯として使うには若干無理があるかもしれません。
帰りのバスは大混雑。早めにバス停で並んでおきましょう
さて、酸ヶ湯温泉から14:53分発のバスで青森駅に向かいます。
しかし!十和田湖からのバスなので結構混み合います。
バスは空港リムジンバスのようなタイプ座席なのでめちゃくちゃ詰め込むことはできません。
ということは、、早めにバス停に行っておかないと乗れない恐れもあります!
まずは座席分乗って補助席を出して座れれば良いのですが、最悪の場合補助席を使わずに乗れるだけ乗る!ということになるようです。
バスは1日5便しかありません。
しかも青森駅間では1時間の道のりです。
バス停には早めに行って並んでおくのが良いでしょう。
今回はなんとか補助席を使ってほぼ満席状態で収まったので一安心できました。
青森駅に到着!ねぶたの家「ワ・ラッセ」を見学
新青森駅とは違って青森駅は予想以上に活気があります。
駅の目の前になんかモダンな建物を発見。
これねぶたの展示館です。
時間があったので少し見学してみます。
ちなみに入場料は大人600円です。
中にはねぶたがいっぱい。実際に触れるものもあるので予想以上に楽しめました。
今まで映像でしかみたことがなかったですからね。
ねぶた祭りを実際に楽しむのも良いですが、混雑が苦手な人はここでみるのも良いかも。。人が少なくてゆっくりみれます(笑)
ねぶたの家の向かいには「青森ベイブリッジ」!
ネーミングどうにかならなかったのでしょうか(笑)
で倉庫のような建物の中はおみやげ屋さんやちょっとおしゃれなカフェがあります。
観光客だけじゃなくて地元の学生さんも来ているような感じで、なかなか雰囲気ののある港町って感じでした。
青い森鉄道で八戸へ!
さて、ここからは一気に家に帰ります!(笑)
JRから切り離されてしまったようですが、地元の足として2両編成で運行されています。
もちろんこれも大人の休日倶楽部パスで乗れます。
空いているなぁ〜と思ったら途中から沿線の高校生がどどどどどっと乗ってきました。
まさに地元の足なんですね。
気がつくと満員です(笑)
でもってしばらく満員が続きましたが、途中駅で一気にみんな降りていきます。
降りてどうするのかなぁ〜とみているとそこからは自転車に乗り換えて家に帰るようです。
確かにこの電車がなくなったら大変だ。住んでる人困っちゃう。
はたぶさ40号で一気に関東へ
朝6時26分に大宮を出て既に13時間が経過しようとしています。
意外と本州の一番北の山奥まで行って帰ってくるのはできちゃうものです。
新幹線すごい!
八戸駅でお弁当でも買って新幹線の中で食べようかと思ったのですが、なんと全部売り切れ!
うーん、大宮まで夕飯はお預けか、、新幹線の中の車内販売もなくなっちゃったしなぁ、、
車内販売も人員不足かどうかわかりませんがやめてしまってこんな時困ります。
駅の売店があるから車内販売は不要というのもわからないでもないのですが、駅の売店で売り切れちゃうと途端に困ってしまうんですね。
これで新宿に着くのは22時23分。自宅まで今日中に帰れそうです(笑)
それにしても、、、
新幹線の中に乗り込むと、隣はガタイのとっても良い黒人さん。
圧迫感半端ないです(笑)新幹線でこんなに圧迫感を感じたのは初めてかも?(笑)
新幹線の座席って飛行機のエコノミーの座席よりゆったりしているので圧迫感を感じたことはなかったんですけどね、、まぁこんなこともあります。
普通なら酸ヶ湯温泉か青森市内に泊まるんでしょうけどね、、泊まるより帰った方が安上がり(笑)
それも4日間乗り放題の大人の休日倶楽部パスがあるからです。
いやぁ密度の濃い1日でした。1日をフルに使うと青森の温泉地まで行けちゃうんですね(笑)
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