明日から急遽予定していなかったタイランド旅行に行くことになしました。
今回はユナイテッド航空の特典航空券を使ってバンコク・シンガポールを回る予定です。
ここでふと気が付きました。
海外旅行傷害保険が4月から各社利用付帯になっていたんだ!
さて保険をどうする??
利用付帯になってしまったカードは割と保険金額が大きいのでどうやったら有効になるかをいろいろ検討してみました。
目次
明日からタイランド!やばい、海外旅行傷害保険はどうする?
ここ数年クレジットカードの改悪が相次ぎました。
まず先頭を走っていたのはセゾンカード。
ほぼすべてのセゾンカードが利用付帯に変更されました。
ついでANAカードも改悪で自動付帯から利用付帯に変更されました。
そしてついに、、、JCBも2023年4月1日から利用付帯に改悪されてしまいました。
とりあえず自分が持っている自動付帯のカードを確認してみた
細かい条件は各社様々ですが、まず必ず必要なのは「海外傷害、疾病費用」です。
つまり交通事故や急な病気などの時に必要なお金で、日本では手厚い保険制度があるのであまり気になりませんが、海外では下手をすると人生が詰んでしまうほどの高額になる可能性もあります。
いくらあれば安心かという問題は行く場所などで差はありますが、基本出来るだけあった方が良いです。
というわけで、まずは自分の持っている自動付帯のカードを総チェック!
特に海外旅行傷害治療、疾病治療の金額をピックアップしてみました。
JALカード(VISA):150万円
d card gold:300万円
BIC CAMERA View:50万円
大人の休日倶楽部:50万円
EXPRESS CARD:200万円
そうか、、これだけでも750万円分ある(笑)
意外と東海道新幹線用のEXPRESS CARDとd card goldがまだ自動付帯で頑張っています。
特にEXPRESS CARDは年会費も安いのでお得なカードに入りそうです。
ユナイテッド航空の特典航空券は注意!中身が税金と手数料だけなのでクレジットカード利用付帯条件にはならないかも?
クレジットカードの海外傷害保険の利用付帯として有効にするには各社微妙に条件が異なるのですが概ね以下の通りです。
セゾンカードの場合
保険適用の対象となる決済例
・パッケージツアー
・リムジンバス
・電車
・飛行機
保険適用の対象外の決済例
・レンタカー
・タクシー
・ホテル宿泊代
JCBカードの場合
保険適用対象となる決済例
・パッケージツアー
・バス
・電車
・飛行機
・船舶
・タクシー
保険適用対象外の決済例
・レンタカーなど
・ホテルなど宿泊代
JCBの場合はタクシーはOKなのですがセゾンカードはタクシーはNG。
共通するのはパッケージツアー、公共交通機関の飛行機・バス・電車になります。
さて今回利用するユナイテッド航空の特典航空券。
これを決済すれば利用付帯になるかと思ったのですが、、、ちょっと待った!
ユナイテッド航空の特典航空券は燃油サーチャージがマイルの中に含まれているので別途支払いが生じるのは「施設利用料と税金」のみになります。
これは、、、航空券購入と言えるのか??
ということでJCBカードの引受損保会社の損保ジャパンに電話して聞いてみました。
すると、、
「航空券の利用付帯条件としては航空券代金、サーチャージ代金の支払いに対して発生しますので税金や施設使用料の場合は条件を満たしません」
という回答でした。
利用付帯は航空券を買っても適用になりますが、それは燃油サーチャージが入っている場合です。
税金と空港使用料はダメなんです。
JALとかANAは燃油サーチャージが現在はかなり高額ですが入っているので適用。
しかしユナイテッド航空の特典航空券航空券は燃油サーチャージがなく追加料金は税金と手数料のみ。
確かにカードの請求には航空会社名しか上がってこないと思いますが、いざ保険請求の段階になって保険会社から航空会社に内容確認をした場合に条件を満たさないとみなされる可能性があるのです。
ということでユナイテッド航空の特典航空券購入に対しては保険会社から航空会社に問い合わせた時点で適用外になる可能性ありということで、、、
うーん困った。
海外旅行傷害保険の利用付帯のクレカで上手に条件をクリアするコツは?
宿泊費ではダメで公共交通を使う必要があります。
成田ならスカイライナーやNEX、空港バス料金を払えば良いですね。
羽田は?
実は在来線も券売機でクレジットカードが使用できる場合があるのです。
首都圏鉄道・空港バスのクレジットカードでの購入可否
〇JR:自動券売機、みど窓で乗車券・特急券なども購入可能。
×東京メトロ:定期券売り場・多機能券売機で定期券のみ購入可能。
×都営地下鉄:有人定期券発売所・自動定期券発売機で定期券のみ購入可能。
〇小田急:有人定期券発売所・自動定期券発売機で乗車券・特急券なども購入可能。ただし、他社との連絡切符は不可。
×東急:有人定期券発売所・自動定期券発売機で定期券のみ購入可能。
×京急:有人定期券発売所・自動定期券発売機で定期券のみ購入可能。
×東京モノレール:クレカには対応していない。
×西武鉄道:有人定期券発売所・自動定期券発売機で定期券の購入可能。特急券・指定券は「Smooz」利用時のみ可。
×東武鉄道:定期券が「東武カード」でのみ購入可能。
〇リムジンバス:新宿バスタの自動券売機でクレジットカード使用可能。
JRと小田急線、新宿バスタから発着するリムジンバスなどは券売機でクレカ使えます。
これはいけそうだ!
羽田空港まで電車とバスで徹底的にカードを使いまくる!
しかし羽田空港に乗り入れているのは京急と東京モノレールと各社空港バス。
その中で新宿バスタなどを含む「リムジンバス」は自動券売機や窓口でクレジットカード使用可能です。
またJR、小田急線は窓口や自動券売機でクレジットカード使用可能です。
首都圏であればまずこの三社でクレジットカードを使うってのが手っ取り早く利用付帯条件をクリアできそうです。
一応JCBカードの引受会社の損保ジャパンに電話した時にJRのみどりの窓口で在来線をクレジットカード払いにしたら有効になるかを聞いたところ、、それはOKですと言われました。
嬉しいことに、、小田急、JRを使って羽田空港に行くことが出来るので(笑)一安心って感じです。
(追記)出発しました!予定通り小田急の券売機でクレカ使用はOK。しかし!JRの券売機でクレカを使う方法がわからず。。。特急用の券売機で乗車券のみを購入するのか?みど窓もまだ開いていなかったし今回は利用できませんでした。
きっとなにか方法があるはず!帰ってきてから聞きにいくしかない。。なんかJRって不便なんですよね〜色々と。
国内出発空港に行くまでにクレカ決済が出来なかった場合。バンコクに到着後はどうする?
空港に行くまでに電車・バスでクレカを利用できなかった場合はどうするか。。
JCBの引受会社損保ジャパンに話を聞いたところ。。。
GrabにJCBカードを登録して使用しても利用付帯の条件になります。
その他には例えばバンコクのMRTなどはカードタッチ決済で乗車できますが、それも有効だそうです。
もっとマニアックなものとしてはラビットLINEPAYにカードを登録してBTSに乗ったときの料金を決済した場合も有効。。ただしチャージに使った分はNGということでした。
ここで重要なことは以下の二点です。
・保険の補償開始は海外で電車やGrabの決済をしたときから発生する
・保険の補償期間は日本出国時から90日。
要するに海外で使用する時期を調整して保険を延長する裏技はできないってことですね。
セゾンカードの場合は利用付帯条件でタクシーが除外されているので恐らくGrabはNGじゃないかと思われます。
まとめ
本日からユナイテッド航空の特典航空券を使ってバンコク・シンガポールへ出発します。
今回使うユナイテッド航空の特典航空券は中身が税金と施設使用料だけなので実はクレジットカードの利用付帯条件にならないということが発覚!
航空券の購入で利用付帯にする為には内容が航空運賃もしくはサーチャージである必要があるのです。
今まで自動付帯だったクレジットカードの海外旅行傷害保険が自動付帯から利用付帯に変わってしまったのでクレジットカードの海外旅行傷害保険の条件をチェックしてみました。
とりあえずまだ自動付帯のカードでほぼほぼ賄えそうなのですが、保証金額の大きなクレジットカードの海外旅行傷害保険の利用付帯を有効化させる方法を検討してみました。
JR・小田急・リムジンバスはクレジットカードを使って切符が買えるのでこれは条件に合致します。
また海外に出た際の鉄道のタッチ決済やGrabの利用料金の決済もJCBカード付帯の損保ジャパンの保険であればOKです。
ただし出発後の保険の開始と保証期間はずれがあるので注意が必要です。
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