使わなくなったAirPods Pro 第2世代をYahoo!オークションに出品。無事に落札され、あとは取引終了を待つだけ……と思っていたところ、商品到着後にまさかの不具合連絡があり、返品対応をすることになりました。
そこで初めて知ったのが、Yahoo!オークションの**「出品者への入金を延長する」**という仕組み。こんなときにこそ重要な機能なのですが、知らずに対応を進めた結果、最後はわずかな時間差で間に合わないという展開に(笑)。
長年ヤフオクを使っていても、いざ返品となると知らないことがあるものです。今回はそんな想定外の返品騒動と、実際に経験して分かった返品時の注意点を振り返ります。
まさかのヤフオク返品トラブル!正常だったはずのAirPods Proが到着後に故障?
自宅にある使わなくなったものを整理しようと、最近いろいろと売却を進めています。
今回の主役はApple AirPods Pro 第2世代です。
この前のアマゾンプライムデーで第三世代が安かったので思わずポチりまして(笑)その瞬間に第二世代は役目を終えたわけです。
実は最初からYahoo!オークションで売ろうと思っていたわけではなく、まずはスマートフォンなども扱っている買取専門店へ持っていきました。
そこで付いた査定額は約8,600円。
きちんと査定を受けて買取価格が付いていますから、この時点では少なくとも通常使用できる状態だったと考えています。
ただ、
AirPods Pro 第2世代で8,600円か……。
なんとなく納得感がありません(笑)。1万円を超えていたらOKを出したでしょう。
もう少し高く売れるんじゃない?
ということで、その場では売却せず持ち帰り、Yahoo!オークションへ出品することにしました。
私は以前からYahoo!オークションを結構利用していて、どちらかといえば購入よりも不用品などの売却で使うことが多いです。
それなりに取引には慣れているつもりでした。
出品前にもAirPods Proの動作を確認し、左右イヤホンと充電ケースのモデル番号・シリアル番号を写真に撮って記録してから出品。
オークションは無事に終了し、落札価格は13,050円。
専門店の査定額8,600円と比べると4,450円高く売れたことになります。
よしよし、オークションに出して正解だった(笑)。
商品を梱包して発送し、これで一件落着……と思っていました。
ところが商品到着後、落札者から取引メッセージが届きます。
「左イヤホンからまったく音が聞こえません」
えっ?
発送前まで普通に使えていたんだけど……。
しかも少し前には買取専門店でも査定を受けています。
ここから、思ってもいなかった返品騒動が始まりました。
昨今の商品すり替え問題もちょっと気になる
落札者から不具合の連絡をもらったとき、故障そのものとは別に少し気になったことがありました。
返品に応じたとして返品される商品が、本当に自分が発送した商品なのか?
ということです。
昨今、返品時の商品すり替えなどが問題になったという話を目にすることもあります。
私は長年Yahoo!オークションを使っていますが、幸いこれまでそうしたトラブルに遭遇したことはありません。
今回の落札者について何か疑う材料があったというわけでもありません。
ただ、一度返品を受けて返金した後に別の商品が戻ってきたら、それはそれで大変です。
特にAirPodsは小さく、同じモデルなら外見だけでは簡単に見分けられません。
そこで、すぐ返品・返金するのではなく、まず状況を確認することにしました。
発送前にシリアル番号を撮影しておいて助かった!
実は出品時に、左右のイヤホンと充電ケースそれぞれのモデル番号とシリアル番号を写真に撮って保存していました。
これが今回、非常に役立ちました。
落札者に問題があるという左イヤホンのシリアル番号を確認してもらい、発送前の写真と照合。
一致しました。
少なくとも落札者の手元にある左イヤホンは、こちらから発送したものです。
この段階で、すり替えに対する心配はかなり小さくなりました。
今後もスマートフォンやイヤホンなど固有のシリアル番号がある商品については、発送前にシリアル番号と外観を写真に残しておくことにしようと思います。
認識も操作もできる。でも音だけ出ない?
現状確認としてさらに落札者に状態を確認してもらいました。
不思議なことに左イヤホンは、iPhoneでは正常に認識され、バッテリー残量も100%と表示されます。
イヤホンの軸をスワイプすれば音量操作にも反応し、つまんで再生・停止などの操作もできます。
ところが、
音だけがまったく出ない。
そんな壊れ方があるのか……。
私自身、今まで経験したことのない症状でした。
そこで返品を決める前に、もう少し確認してもらうことにしました。
返品前に試してもらった3つの確認
まず、右イヤホンをケースに入れて蓋を閉じ、左イヤホンだけを耳に装着して再生してもらいました。
次にiPhoneの「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオとビジュアル」から、左右のバランスが0.00(中央)になっていることを確認。
さらに通常のBluetooth再接続だけではなく、Appleが案内しているAirPods本体のリセットも実施してもらいました。
それでも症状は変わりません。
ここまで確認して改善しないのであれば、さすがに故障だろうということで返品を受け付けることにしました。
返品は「追跡できる方法」で返送してもらう
返品を受けることにしましたが、返送途中で紛失したり、「送った」「届いていない」という話になったりするとさらに面倒です。
そこで今回は、追跡可能な宅急便またはゆうパックなどを利用し、着払いで返送してもらうことにしました。
Yahoo!オークションでは返品方法や送料について取引相手同士で相談する仕組みになっています。
また、返送時の紛失・破損などの配送事故についてはYahoo!オークションでは対応できず、利用した配送会社への問い合わせとなります。
落札者からは「日本郵便・ゆうパック着払いで発送しました」と追跡番号の連絡がありました。
これで荷物が実際に発送されたことをこちらでも確認できます。
北海道からの返送で思わぬ問題が発生
ところが、ここで別の問題が発生します。
返送元は北海道。しかもAirPodsはリチウムイオン電池内蔵製品です。
郵便局から発送したところ陸送扱いとなり、到着予定がYahoo!オークションの自動入金予定日である9月16日になってしまいました。
しかも時間指定なし。
Yahoo!オークションでは落札者から受け取り連絡がなくても、発送・発送連絡が完了していれば、原則として支払いから15日後の正午ごろに自動的に売上金へ反映されます。
落札者が受け取り連絡をしてくれない場合(Yahoo!オークション公式)
これはまずい。
商品を確認する前に売上金が確定してしまう可能性が出てきました。
知らなかった!「出品者への入金を延長する」という仕組み
ここが今回、一番知っておきたかったポイントです。
いろいろ調べているうちに、Yahoo!オークションには、
「出品者への入金を延長する」
という仕組みがあることを知りました。
届いた商品が説明と異なっていたり壊れていたりした場合、落札者側から出品者への入金を延長できます。
Yahoo!オークション公式によると、[出品者への入金を延長する]ボタンを押せるのは支払いから12日後まで。
延長すると取引期間が支払いから28日間に変更され、その期間中であれば商品発送後でも出品者から返金できます。
Yahoo! JAPANに返金やお見舞いを申請する方法・入金延長について
これ、最初から知っていれば……。
返品が決まった時点で落札者に入金延長をお願いしておけば、
返品発送 → 商品到着 → シリアル番号と故障状態を確認 → Yahoo!オークション上で取引中止・返金
と、かなり余裕を持って処理できたはずです。
ところが、この仕組みに気付いたのは期限ギリギリ。
落札者に入金延長をお願いしましたが、結局間に合いませんでした。
今回最大の「先に知っておきたかった!」ポイントです(笑)。
【重要】返品になりそうなら最初に確認したいこと
今回の経験を踏まえると、返品の可能性が出た時点で、次の順序で動くのがよさそうです。
1.商品の症状を具体的に確認する
2.シリアル番号などで発送した商品と一致するか確認する
3.再起動・初期化など、簡単にできるトラブルシューティングを試してもらう
4.改善しなければ返品条件と返送方法を相談する
5.Yahoo!オークションの自動入金までの日数を確認する
6.時間が足りなければ、落札者側から「出品者への入金を延長する」が利用できないか、すぐ確認してもらう
7.返品には追跡可能な配送方法を利用する
8.返送品は開封前から写真や動画を記録する
9.シリアル番号・外観・不具合を確認する
10.問題が確認できたら、入金処理開始前に取引中止・返金を行う
特に今回知らなかったのが、6番の「入金延長」でした。
商品をどう返してもらうかばかり考えていて、返送品が届くまでYahoo!側の決済をどう止めておくかという視点が抜けていました。
返品到着を待つか、現物を見ずにキャンセルするか……
返品されたAirPodsは、日本郵便の追跡を見る限り北海道から確実にこちらへ向かっています。
一方でYahoo!オークションの自動入金も迫っています。
発送連絡後であっても、入金処理が開始される前なら出品者から取引中止ボタンを押せばシステム手数料なしに返金できます。
しかし入金処理開始後はYahoo!オークションのシステムでは返金できません。
ここで悩みました。
現物を確認する前にキャンセルして13,050円を返すか。
それとも、
システム利用料が発生する可能性を承知で、返品された商品を確認してから返金するか。
昨今のすり替えトラブルなどを考えると、やはり現物は確認したい。
そこで9月16日の朝に配送状況を確認し、荷物が最寄りの郵便局まで来ていれば取引中止することにしました。
これならかなり安全だろう。
……と思っていたのですが(笑)更に追い打ちをかけて想定外のことが起こります。
あれ?「取引中止」ボタンが消えた!
9月16日の朝、Yahoo!オークションの取引画面を確認してみると、
取引中止ボタンがない!
売上金管理を確認すると、すでに売上金への反映が完了していました。
公式案内では受け取り連絡がない場合、支払いから15日後の「正午ごろ」に売上金へ反映されるとされています。
ところが今回、実際に売上金への反映を確認したのは朝の時間帯。
返品されたAirPodsは、もうこちらの近くまで来ています。
しかしYahoo!オークション上では取引中止できなくなっていました。
本当にタッチの差です。
「正午ごろ」だから正午までは大丈夫、と考えず、ギリギリまで待たない。
これも今回の教訓になりました。
そして、その数時間後にAirPodsが到着(笑)
なんというタイミングでしょう。
売上金が確定して取引中止ができなくなった、その数時間後。
返送されたAirPodsが届きました(笑)。
あとほんの少しだったのに!(笑)
とはいえ、ここまで来たら仕方ありません。
まず返品された商品が本当に発送したものなのか確認します。
返送品は「開封前から動画撮影」
今回は返品されたゆうパックを開ける前から動画を撮影しました。
送り状と未開封状態を撮影し、そのまま動画を止めずに開封。
AirPods Proを取り出して、右イヤホン、左イヤホン、充電ケース、それぞれのシリアル番号を発送前の写真と照合します。
結果は、
すべて一致。
間違いなく私が発送したAirPods Proです。
今回心配していた商品のすり替えなどはありませんでした。
やはり発送前にシリアル番号を記録しておいたのは正解でした。
本当に左イヤホンから音が出ない!
次に自分のiPhoneへAirPods Proを接続。
左右とも正常に認識します。バッテリー残量も表示され、左イヤホンの操作にも反応します。
ところが音楽を再生すると……
本当に左から音が出ない(笑)。
落札者から申告されていた症状が、そのままこちらでも再現しました。
落札者の勘違いや設定の問題ではなく、実際に左イヤホンに不具合が発生していました。
ただし、いつ故障したのかは分かりません。
専門店で査定を受けた段階では通常の商品として約8,600円の価格が付き、その後こちらでも使用・出品しているため、少なくとも私は正常品として発送した認識です。
しかし内部故障ですから、発送前から何らかの兆候があった可能性まで完全に否定することはできませんし、輸送中に壊れたとも断定できません。
今回確認できた事実は、
専門店で通常品として査定 → 発送前まで正常に使用していた認識 → 落札者の手元で左無音 → 返品後もこちらで左無音を再現
というところまで。
原因は結局分からずじまいです。
入金処理後はYahoo!オークションから返金できない
出品者への入金処理が開始された後は、Yahoo!オークションのシステムを使った返金はできません。
その場合は出品者と落札者の間で、金融機関口座への振込など別の返金方法を相談するようYahoo!公式でも案内されています。
今回は商品を確認した後、落札者へ返金先を確認し、落札代金13,050円を別途返金することになりました。
なお、取引ナビ自体はオークション終了から120日で削除されるため、入金後もやり取りが必要な場合は期限にも注意が必要です。
今回の返品で実際にかかった費用
さて。
商品は戻ってきました。
しかし、もちろんタダではありません(笑)。
落札者への発送送料 410円
返品時のゆうパック着払い 1,290円
Yahoo!オークション落札システム利用料 1,304円
合計持ち出し 3,004円
Yahoo!オークションの通常カテゴリの落札システム利用料は落札額の10%(税込)。
期限内に取引中止を行った場合は落札システム利用料がかかりません。
つまり今回、もっと早く「出品者への入金を延長する」を利用できていれば、
入金延長 → 返品到着 → 商品確認 → 期限内に取引中止
という処理ができ、1,304円の落札システム利用料は発生しなかった可能性が高いわけです。
そうすると持ち出しは、
3,004円 → 1,700円
まで減らせたことになります。
1,304円。
知っていれば……(笑)。
商品は戻ってきたけれど、3,004円払って壊れた状態で帰ってきた(笑)
結果だけを見ると、
13,050円で売れたAirPods Proが返品され、3,004円の費用が発生し、手元には左イヤホンが故障したAirPods Proが残った
ことになります。
まさに、
「商品は戻ってきたけれど、3,004円払って壊れた状態で帰ってきた(笑)」
です。
まぁどこで壊れたかは今となっては不明です。
これを突き詰めることはタイパが悪いのでやめておきます(笑)
まぁこんなこともあります。
もし自分が「落札者」だったら?
今回私は出品者でした。
返品を求められる側なので、
「本当に壊れているのか?」
「同じ商品が返ってくるのか?」
ということが気になりました。
しかし途中で、ふと思いました。
これが逆の立場だったらどうする?
自分がYahoo!オークションで商品を買い、「ノークレーム・ノーリターン」と商品説明に書いてあった。
ところが届いた商品が説明と明らかに違っていたり、本当に壊れていたりしたら?
それは落札者側からすると非常に困ります。
今回調べて初めて知りましたが、Yahoo!オークションでは届いた商品が説明と異なっていたり壊れていたりした場合、落札者側から「出品者への入金を延長する」ことができます。
これは出品者を困らせるための仕組みというより、
商品に問題があるとき、代金が出品者へ確定してしまう前に話し合う時間を確保する仕組み
と考えると非常に合理的です。
出品者として今回これを早く使ってほしかったくらいです(笑)。
自分が落札者側になった場合にも、覚えておいて損はなさそうです。
まとめ|ヤフオク返品では「入金延長」を知っているだけでかなり違う
長年Yahoo!オークションを利用していて、それなりに仕組みは知っているつもりでした。
それでも今回、
「出品者への入金を延長する」
という機能は知りませんでした。
返品が決まった時点でこれを知っていれば、返送された商品を落ち着いて確認してからYahoo!オークション上で取引中止でき、今回発生した1,304円のシステム利用料も避けられた可能性があります。
Yahoo!のFAQを順番に調べていけば情報はあります。
しかし実際にトラブルが起きている最中に、
「返品はどうする?」
「いつ入金される?」
「入金を止められる?」
「商品が届く前にキャンセルして大丈夫?」
「入金された後はどう返金する?」
と必要な情報を一つずつ探すのは意外と大変です。
今回の経験から覚えておきたいのは、
返品の可能性が出たら、
・自動入金期限をすぐ確認する。
・返送が間に合わなければ、落札者側から「出品者への入金を延長する」が利用できないか早めに確認する。
・そして、発送前にはシリアル番号・外観・できれば動作状態も記録しておく。
この3点です。
返品する側にも、返品される側にも役立つと思います。
そして結局、手元には左イヤホンから音の出ないAirPods Pro 第2世代が残りました。
修理にお金をかけるほどでもないので、次は最初から、
「左イヤホン音出ません・ジャンク品」
として再びYahoo!オークションへ送り出すことになりそうです(笑)。
今度こそ、何事もなく旅立ってほしいものです。

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