PENTAX K-S2を購入してオールドレンズに勢いがついてきました。
Kマウントのオールドレンズを色々と揃えてしまったのですが、調べて行くうちにレデューサーレンズという縮小光学系のマウントアダプターがあることに気がつきました。ブースターレンズとも呼ばれているものです。
その魔法のマウントアダプターを使うと今回買い揃えたKマウントのオールドレンズの画角通りに撮影できるのです。
つまり、従来はAPS-C機につけると、通常であれば50mmのレンズは焦点距離が1.5倍になり、35mm換算で75mm相当のレンズの画角にしかなりませんが、この魔法のマウントアダプターを使うと50mmのレンズがAPS-C機でも約50mmで撮れるらしいのです。
しかもレンズのf値も1段分明るくなって良いことづくめです。
急に興味が湧いて来ましたので、生まれて初めて購入したレンズ交換式カメラSONY「NEX-7」を使って試してみました。
PENTAXオールドレンズ遊びの記事は以下をご参照ください。
実際のテスト撮影についてはpart2をご参照ください
レンズ遊びには予備バッテリーが必須ということで、激安NP-FW50互換バッテリーを買ってみましたので、その様子は下記をご参照ください。
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目次
縮小光学系「レデューサーレンズアダプター」の原理
レデューサーとは「縮小光学系」のこと。つまり、補正レンズをカメラとレンズの間に入れて、レンズで結像したフルサイズのイメージサークルをAPS-Cの大きさのイメージサークルへ等倍縮小してカメラのイメージセンサーに映し出すというものです。
ですので、50mmのオールドレンズを使えば(フィルムは35mmですから当然フルサイズ対応です)その画を50mmの画角のままAPS-Cの撮像素子像に映し出すことができ、更に光を集光しているので1段分明るくなるのです。
今回購入した胆になるレデューサーレンズはこれです。
「中一光学│ZHONG YI OPTICS フォーカルレデューサーマウントアダプター」
このレデューサーレンズは倍率が0.7倍なので、、
50mmのレンズだとレデューサーレンズで50mm×0.7=35mmになり、APS-CのNEX-7に取り付けると35mm×1.5倍=52.5mmになり、ほぼ本来の画角で使用可能になります。
また、f値も一段分明るくなり、f1.4のレンズはf1相当になるが、レンズの画角に依存するのでボケ量は変化はなく、元のレンズをフルサイズ機で撮影したものとほぼ同等です。
ただし明るくなるので、少し暗めの場所でも低いISO感度や高速シャッターを使えるので手ぶれ防止には威力を発揮します。
ただし明るい日中は要注意で、明るすぎるので一段分絞り込まないとシャッタースピードが追いつかないかもしれないです。NEX-7は1/4000が一番早いシャッター速度なので、開放近くだと日中の太陽の下だと少し絞らないと直ぐに露出オーバーになってしまいます。
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実際に装着してみた
今あるPENTAX-Aレンズをミラーレス一眼カメラNEX-7に取り付けてみた
こう見て見ると、単焦点レンズということもあって大きさ的にはバランスが良い。ただガラスレンズの塊ですから若干レンズ部分が重い。ただし全体的には今のフルサイズのカメラにフルサイズのレンズをつけるよりも随分コンパクトにまとまります。
これで「フルサイズの撮影」ができるんです。
フルサイズのミラーレスカメラも出回っていますが、単純にフルサイズの画角を撮りたい場合はこれだけコンパクトになるんです。
しかも安い!
LENS TURBO Ⅱ 19500円
SMC PENTAX-A 50mm f1.4 8,900 円
合計31900円で50mm標準画角のフルサイズの撮影が可能になるのです。まともにフルサイズ機を買うと桁が一つ違います(笑)
PENTAX機で使用予定のない人はPENTAX-M 50 f1.4であれば5000円も出せばヤフオクで手に入るのでそちらが良いでしょう。
ミラーレス一眼カメラの場合、操作は簡単です
一眼レフ機の場合はファインダーを使いたい場合は、絞りを絞り込むとファインダー像が暗くなりピントが合わせにくくなってしまいます。その場合はライブビューに切り替えて背面液晶でみてピントを合わせるわけですが、ミラーレスの場合は、EVFでも背面液晶でもどちらもシームレスに使えます。
ピントはマニュアルですが、ミラーレス機の場合はPモードかAモードに合わせておけばISO感度オート、シャッタースピードオートが使えます。(一眼レフもライブビューの場合は同様です)
ですから、絞りをカチカチ回して設定して、ピント合わせしてシャッターを押すだけの手軽さです。
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3万円台でフルサイズの撮影を楽しめる?
ということは、手軽にフルサイズの画角とボケ味を楽しみたい場合は以下のような組み合わせを考えられます。
中古 NEX-3 10000円
LENS TURBO Ⅱ 19500円
PENTAX-M 50mm 5000円
総額 34500円
35000円あればフルサイズ画角遊びが楽しめます。
今回はたまたまPENTAX機が手に入ったのをきっかけにPENTAX機でオールドレンズを手軽に楽しむところから入ったのでPENTAX機で使いやすいPENTAX-Aレンズを揃えましたが、ミラーレスAPS-C機だけで楽しむにはもっと安価なPENTAX-Mレンズでも十分でしょう。
NEX用には、キャノンFDマウント用、ニコンFマウント用、ミノルタMD/MCレンズ用、ヤシカ/コンタックスレンズ用が揃っていますので、もし古いレンズをお持ちの方は遊んで見てはいかがでしょうか。
NEX-7でピントを合わせるには少し工夫がいります
今回使用したNEX-7ですが、晴天下の屋外ではビューファインダーが見辛い、、
というわけで、ちょこっと工夫をして見ました。
下記記事も合わせてどうぞ!
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