香港はまだこの時点でいつも通り穏やかでした。
ザハ・ハディド設計の建築物を見学に香港理工大学に行っていましたが、大学のキャンパスは平穏そのもので大学っていいなぁ〜と呑気に学生気分に浸っていました。
それから四ヶ月経って香港の情勢が恐ろしいほど様変わりしてしまいました。
大好きで見慣れた香港が大変なことになって荒れてしまっているのは非常に悲しいです、、、しかし、、
香港の未来は香港の若い人たちのものです。
香港のこれからを担う若い人たちが自分で決めた道を自由に歩める社会ができることを切に願います。
兎にも角にも香港の若い人たちの無事を心からお祈りしております。
旅行期間 2019/6月
エリア 香港、マカオ
テーマ 街歩き、食べ歩き
目次
・Vol.1 日本航空 JL29 羽田 – 香港 エコノミークラス搭乗記
・Vol.2 Ovolo Southside(オヴォロ サウスサイド) 宿泊記
・Vol.3 フォトジェニックな香港オールドタウンセントラルを散策してみた
・Vol.4 JWマリオットホテル香港(香港JW萬豪酒店)宿泊記 ディナーはJohn Anthony Hong Kong(荘館)で驚きの中華フュージョンを堪能
・Vol.5 ザハ・ハディド設計「香港理工大学・ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワー」を見学しに行ってみた
・Vol.6 世界最長の海上橋「港珠澳大橋(こうじゅおうおおはし)」をバスで通ってみた
・Vol.7 シェラトン・マカオ(Sheraton Grand Macao, Cotai Strip)宿泊記
・Vol.8 ザハ・ハディド設計のマカオに新名所「モーフィアス(Morpheus)」を見に行ってみた!
・Vol.9 夜のマカオは豪華絢爛!だけどやっぱり落ち着かない
・Vol.10 香港国際空港 キャセイパシフィックファーストクラスラウンジはやはり贅沢な空間だった
・Vol.11 日本航空 JL26 香港 – 羽田 エコノミークラス搭乗記
<往路>
JL29 HND (10:00) – HKG(13:45)
<復路>
JL26 HKG(15:15) – HND(20:25)
目次
ザハ・ハディド設計「香港理工大学・ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワー」
東京2020の新国立競技場の設計でおおもめしたしたザハ・ハディド氏。
デザインが近未来的でとても斬新です。
ただデザインが奇抜すぎて立てるための費用が莫大になるということで問題になったのは記憶に新しいところです。
香港にもそのザハデザインの建築物があるということで、実際に見に行ってみよう!と思い立ち香港理工大学まで行くことにしました。
でもって率直な感想ですが、、、
外観のデザインはやはり奇抜で圧倒的な存在感があります。
まるで宇宙船のようです(笑)
外から見たときに、「やはりどんなに金がかかっても新国立劇場はこっちのデザインの方が良かったのでは?」と思ったのですが、、
中に入ってみると「うーーーん、、、使いにくい(笑)」
外側が奇抜ということはその影響が中まで影響していて、随分と機能的ではないと感じました。
工業デザインというのは、デザインそのものも重要なのですが、使う人が気持ちよく機能的に使えてこそ物の価値を高めてくれます。
どうもその思想が欠けているような気がしました。
これならやはりザハデザインをやめたのは正解だったのでは?と単純に感じだ次第です。
「香港理工大学・ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワー」への行き方
香港理工大学は九龍側にあって、繁華街からも一応歩ける距離にあります。
香港理工大学はMTRの紅磡(ホンハム)駅の目の前にあります。
この駅は深圳への高速鉄道の発着駅にもなっている新しい駅ですが、市内からまだちょっと行きにくい、、、
普段使うおなじみの駅だと最寄り駅はJordan Station(佐敦)駅で、そこから歩いて20分ほどで行くことができます。
めんどくさい場合はタクシーでしょうかね〜香港のタクシーは安いので、お手軽に行くにはタクシーが良いでしょう。
「香港理工大学・ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワー」へ行ってみた!
MTR佐敦駅をおりて歩くこと15分。。
あ!、あれかな?
都市の中の大学なのでキャンパスはコンパクトで校舎が所狭しと並んでいます。
まぁ東京の大学と同じ感じでしょうか。
校舎ビルばかりですが公園にいるような快適な空間があって、街中の喧騒とは明らかに違う雰囲気が漂います。
まさにザ・大学!という感じです。
やっぱり大学って良いなぁ〜と遠い遠い昔の思い出に浸っていました(笑)
で、目の前には、、
おっと!まるで映画に出てくる宇宙要塞のような建物が!
これがザハ・ハディドデザインの建物ですね。
これってどこかでみたような気が、、、あ、長瀞の岩畳!(笑)
外観のデザインはやはり迫力があります。
やっぱりこれぐらいインパクトのある建物が東京の真ん中にあっても良かったんじゃないかなか〜とその時点では思っていました。
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香港理工大学・ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワーの内部を見学
都内の大学は割とセキュリティが厳しいかもしれませんが、私が通っていた地方の大学は学内に入るのも校舎に出入りするのも結構自由で、部外者でもウロウロとできました。
ここも一応入り口に警備の方がいますが、特に何も見せることもなく入館できて建物の中を見て回ることができます。
入り口を入るとエレベーターがあって、それを登っていくと、、
なんかスタンリーキューブリックの「2001年宇宙の旅」に出てくるようなデザインの壁が見えてきました。
まさにSFチックですね。
これは、、、デザインというべきか無駄な空間というべきか(笑)
なんだかすごいです。
外から見た外壁のうねうねはこんな風になってるんだ、、、
窓の外には学生用の野外プールがあります。
それにしてもデザインのせいなのかだんだんと無駄な空間の多さが気になり始めました(笑)
階段が、、、狭い!(笑)
まぁ普通はエレベーターを使うのでしょうが、やたらと狭い階段です。
デザイン的には確かに近未来。
ただ、やたらとスロープや階段が多いのが少しめんどくさくなってきました(笑)
照明がシームレスになっていてまるで現代美術館のような感じです。
学生時代にこんな教室があったら楽しかっただろうに!
ずらっと研究室や教室が並びます。
が!しかし、、、内部がとっても複雑、、トイレが結構奥の方にあってわかりにくい、、
なんか外観の巨大さから推測すると相当中も広いと思ったのですが、天井が低くて教室数も思ったほど多くない、、
ん?もしかしてこれって外観デザインで犠牲になったのか?
館内を歩きながらふとそんな気がしてきました。
行った日が土曜日だったので学生さんもきっとお休み。いくつかの教室で講義が行われていましたが、人もまばらです。
どのぐらいの学生さんがここで勉強しているんだろう、、もしかして平日は人でいっぱいになる?
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ザハデザインの建物は斬新で迫力があるのでアート系ならあり!
どこを見渡しても外観の複雑さと同様に内部も一つとして同じ場所がないので良い刺激になるとは思います。
さすが素晴らしいですね。
しかーし、何しろ使いにくい(笑)
これを見ていると美術館などの芸術系の建物だとすれば凄い!と感激しますが、これが新国立競技場になっていたら、、と考えると、やはり中止を決めたのは賢明だったのかな(笑)と素直に感じました。
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