先月ぐらいから世界各国で開国が相次いでいて、6月からはタイもほぼ入国規制は撤廃されました。
外国人のタイ入国に際しては6月1日に新しいルールが発表されており、ざっくり言うと「タイランドパス(Thailand Pass)」への登録とそれに必要な書類が揃っていれば隔離なしで従来通り入国できると言うものである。
さて、この「タイランドパス(Thailand Pass)」とはなんぞや?といえば、内容は事前申請のオンラインビザのようなもの?だ。
必要書類は1.パスポート、2.ワクチン接種証明(もしくは陰性証明)3.タイ国内で最低1万ドルをカバーする医療保険加入証明書。
オンライン申請すると1時間ほどでQRコードが発行され、入国の際に提示することでスムーズに入国ができるようになると言う代物である。
今回6月下旬にタイへ久しぶりに行くので早速申請してみました。
目次
- 1 2022年6月1日からタイ入国ルール変更!隔離がなくなり入国がスムーズになった
- 2 2022年6月1日以降のタイ入国方法の変更点
- 3 タイ入国する為の有効なワクチンと接種回数は?
- 4 タイランドパス(Thailand Pass) 申請に必要な書類を集めよう!
- 5 パスポートの画像を準備
- 6 予防接種証明書の準備はどうする?簡単な方法とアプリを使う方法
- 7 接種証明書アプリを使って一つのファイルにする方法〜Tailerアプリを使おう〜
- 8 予防接種証明書のQRコードだけの画像も必要!
- 9 タイでの治療費に10000USドル以上をカバーする保険の証明書はクレジットカード会社に請求
- 10 タイランドパスを申請してみた!
- 11 タイランドパス到着!
- 12 まとめ
2022年6月1日からタイ入国ルール変更!隔離がなくなり入国がスムーズになった
日本は未だに外国人の入国に関して多少緩和されたにせよ自由に往来ができない状態が続いていますね。
タイは数ヶ月前からどんどん緩和するよ〜ってアナウンスが出ていて、6月1日からはほぼ依然と同じぐらいスムーズに入国ができるようになりました。(混雑して入国に時間がかかる!ってのは除いて、、)(笑)
6月1日からのタイの入国ルールは隔離制度が撤廃され、全ての入国者への到着時検査と隔離が不要になりました。
ただし!外国人はいわば検疫版オンラインビザのような制度「タイランドパス(Thailand Pass)」への登録が必須です。
このタイランドパス(Thailand Pass)に登録すれば完全に自由にタイへ入国できることになりました。
あと問題は日本への帰国時の問題ですが、日本人帰国者は若干緩和されていて、タイから帰国する場合は隔離は不要だけど現地で飛行機搭乗前72時間以内のPCR検査証明書の取得が必須。。。。
まぁこれは今月末タイに行った時になんとかします(笑)
まだまだ鎖国状態です。
これ早くなんとかしてほしい。。
2022年6月1日以降のタイ入国方法の変更点
タイ国籍を有する人はほぼ制限が無くなったけど、外国人は6月1日時点でタイランドパス(Tailandpass)への登録が必須となっている。
ただ状況は急速に規制廃止の方向に向かっており、7月以降は外国人も撤廃されるのでは?と憶測が飛んでいるが正式な発表があるまでは不明なので現状渡航する人は必須と考えておいた方が良いでしょう。
筆者は6月下旬にタイに渡航する予定なので迷わず申請をしておくことにしました。
ここにアクセスするとまず注意書きが表示される。
スクロールしていくと下の方に英語で書かれているのだけど、外国人向けのみをざっくり要約するとこんな感じ。
1.ワクチン接種者
タイランド・パスへの登録が必須、タイ入国前後のCOVID-19検査は不要
(タイランドパス申請に必要な書類)
・パスポート
・予防接種証明書
・タイでの治療費に10000USドル以上をカバーする保険の証明書
2.ワクチン未接種者
タイランド・パスへの登録が必須
(タイランドパス申請に必要な書類)
・パスポート
・渡航前72時間以内に発行されたCOVIT-19 RT-PCR / Professional ATKの検査結果
・タイでの治療費に10000USドル以上をカバーする保険の証明書5月25日付けの入国方法変更アナウンス
入国するにはこの二種類しかない。
到着後の隔離も検査も一切不要になった点は非常に楽になった。
タイランドパスに登録してQRコードが発行されればOKとなるようだ。
もちろん、それに使用した書類を実際の入国時にちゃんと有効であり揃っていることは大前提である。
タイ入国する為の有効なワクチンと接種回数は?
さて、ここでタイ政府が要求している予防接種回数であるが、在タイ日本国大使館のHPに記述があった。
新型コロナウイルスに関するお知らせ(タイ入国のための「Thailand Pass」の6月1日以降の運用方針の変更について)
在タイ日本国大使館HP発表
タイ入国に際して、タイ保健省が認可しているワクチンと規定の接種回数は、こちら
タイ入国に際して、タイ政府保健省が認可したワクチンと規定回数
No. |
ワクチン名 |
規定回数 |
1 |
CoronaVac (Sinovac) |
2 |
2 |
AstraZeneca / Covishield / Vaxzevria |
2 |
3 |
Pfizer – BioNTech / Comirnaty / Tozinameran (INN) |
2 |
4 |
Janssen (Johnson&Johnson) |
1 |
5 |
Moderna |
2 |
6 |
Sinopharm / COVILO |
2 |
7 |
Sputnik V |
2 |
8 |
Covaxin |
2 |
9 |
Novavax / Nuvavoxid |
2 |
10 |
Medigen |
2 |
改めて見るとこれだけのワクチンが出回っているというのに驚かされるが、日本国内ではモデルナかファイザーを使っているので、基本2回接種でOK。
3回接種を躊躇している人も大丈夫(笑)
タイランドパス(Thailand Pass) 申請に必要な書類を集めよう!
さて、タイランドパス申請に必要な書類をまずは集めよう!
筆者はワクチン接種が3回終了しているので、、、
・パスポート
・予防接種証明書
・タイでの治療費に10000USドル以上をカバーする保険の証明書
が必要になる。
オンライン申請なので書類のpdfファイルもしくは画像ファイル(JPEG)が必要になるのでオンライン申請をする前に用意しておこう!。
パスポートの画像を準備
見開きのページ。。
このページの画像をアップロードする必要があるのでスマホで撮影しておきましょう。
最大容量が5MBまでなのであまり高解像度すぎないように(笑)
ファイル形式はjpg, jpeg,png,pdfが可能。
jpgとjpegは写真を撮った時のフォーマットで、pngはスクショを撮った時の画像フォーマット。
pdfはスキャナーで取り込んだ時の一般的なフォーマットです。
予防接種証明書の準備はどうする?簡単な方法とアプリを使う方法
コロナワクチンの接種証明が必要で、もちろん英文の接種証明書が必要なのですがアップロード用ファイルが1枚必要です。
文書内にパスポートと同じ「氏名」「生年月日」「国籍」「パスポート番号」「ワクチン接種の詳細情報全て」が記載された証明書が必須です。
一番簡単な方法は、、
自治体に申請して国内海外共用の接種証明書を発行してもらうことです。
それをスキャンしてpdfファイルを作成、もしくはスマホで写真を撮ってjpgファイルで保存しておきます。
もう一つの方法は、アプリ版接種証明書を使う方法です。
接種証明書アプリを使って一つのファイルにする方法〜Tailerアプリを使おう〜
このアプリを使って既にスマホの中に接種証明書を入れている人もいるでしょう。
このアプリも意外と良くできていて、マイナポータルと連携しているのでマイナンバーカードとアプリと対応スマホがあればあっという間に証明書が取得できます。
ただ一つ問題が、、、、
英文の接種証明書をみるとスクロールしないと情報が全て出てこないので複数枚のスクリーンショットに分割しないと必要な情報全てを見ることができないのです。
タイランドパスにアップロードできるファイルは1枚!
そんな時は続きの複数枚のスクリーンショットを一枚にまとめてくれる便利なアプリがあります。
これを使うとスクロールごとにスクショを撮って一枚にまとめてくれるのでこれで申請が可能です!
使い方は、、週刊アスキーさんの書き込みを参考に(笑)
というわけで、筆者はこれを使いました。
念の為、、、自治体にもワクチン接種証明書の発行依頼を郵送でしましたのでお守りがわりの持参するつもりです。
予防接種証明書のQRコードだけの画像も必要!
なぜか理由はわかりませんが、自治体発行の予防接種証明書や接種証明アプリの「QRコードだけ」の画像が必要です。
一応なくても受け付けてくれるようですが、念の為。
QRコードはICAO VDS-NC(海外用)のQRコードを予防接種証明書であればカメラで撮影、接種証明アプリであればスクショして余分な部分をトリミングして用意しておくと良いでしょう。
タイでの治療費に10000USドル以上をカバーする保険の証明書はクレジットカード会社に請求
今回はタイランドパス申請にこの書面が必要なのでカード会社の海外傷害付帯保険の証明書を使いました。
もちろん別に海外旅行保険に加入するってのもありだと思います。
そもそも海外に出る時は保険が必須です。
日本国内にいると必ず健康保険に入っているので困ることはまぁ普通に暮らしていればないはずなのですが、海外に出る場合は要注意です。
ほんのちょっとの怪我や病気で数百万円の請求がきます。
タイはその点シビアでお金が払えることを実際に証明しないと医療さえ受けられませんし、救急車で運んでくれることもありません。
今まで気にしてこなかった人も多いかもしれませんが、これを機に海外に出る時はカード会社に一応証明書を発行してもらっておいた方が良いのかもしれません。
クレジットカード付帯の証明書取得はちょっと前にいろんな会社に請求してみましたので(笑)これを参考にしてみてください。
どんな証明書がきたかはこんな感じでした。
タイの場合は10000USドル以上の証明が必要なのですが、USドル表記もしくはタイバーツ表記が必要なのですが、素直にUSドル表記が良いでしょう。
注意事項としては、保険会社が書類作成時点での為替レートで米ドル表記にするので海外疾病治療費が150万円以上でないとぎりぎりかもしれません。
それと「新型コロナ治療にも対応しています」という一文が必要なのですが、今回請求したカード会社の付保証明書には全てその文言が入っていたのでおそらく大丈夫でしょう。
「d card gold」付帯の海外旅行傷害保険の付保証明書の金額記載がUSドル表示ではなくYEN表示になっていたので、、これが使えるかどうか微妙かもしれません。
間違いがないように「英文」「米ドル表記」「新型コロナ対応用」は依頼する時に確認しておいた方が良いです。
取り寄せた付保証明書1枚をスキャンもしくはスマホで画像撮影しておきます。
ということで、前準備の必要な書類はこんな感じで通り揃いました。あとは申請のみ!
●パスポート写真
→スマホで撮影して写真のページのみをトリミングしたjpg画像を用意。
●予防接種証明書
→接種証明アプリで表示したものをtailerアプリで一つ付きの画像ファイルにつなげたjpg画像を用意。
及び、アプリに表示されたQRコードのみをスクショしてトリミングしてQRコードだけのjpg画像ファイルを用意。
●タイでの治療費に10000USドル以上をカバーする保険の証明書
→JCB CARDの付保証明書をスキャナーで読み込んでpdf化したファイルを用意。
さて、ここまで揃えばあとは申請書の入力のみです。
タイランドパスを申請してみた!
さて、書類も揃ったし申請をしてみます。
先ほどのタイランドパスのアドレスからホームページにアクセス。
でっかい「Begin Registration(登録開始)」をクリック
このページには条件や書類について記述があって、、
Conditions
・Travel from a port of departure in any country / territory
(すべての国と地域から出発する旅行者)
・Fully vaccinated against COVID-19 no less than 14 days before travelling
(14日以前に完全なワクチン接種を受けていること)
・Or have a COVID-19 RT-PCR or Professional Antigen test result issued no more than 72 hours before departure (attach on Thailand Pass only) (If unvaccinated / not fully vaccinated)
(もしワクチン接種を終えていない場合は出発前72時間以内のRT-PCR検査もしくは専門家による抗原検査の結果を提出すること)
Documents
(書類)
Passport
(パスポート)
Thai Visa (if required)
(タイのビザ(もし必要ならば))←日本人はビザ免除なので要りません。
Certificate of Vaccination
(ワクチン接種証明書)
Or COVID-19 RT-PCR or Professional Antigen test result issued no more than 72 hours before departure (If unvaccinated / not fully vaccinated)
((ワクチン接種を終えていない人のみ)出発前72時間以内のRT-PCR検査もしくは専門家による抗原検査の陰性証明書)
Insurance with minimum coverage of 10,000 USD (not required for Thai nationals / foreign residents in Thailand can use social security or certificate from their employer)
(最低1万ドルの医療保険(タイ国籍者は不要。タイ在住外国人は社会保障もしくは雇用者からの証明書を利用可能))
Reference documents must be in Thai or English only
(証明書はタイ語もしくは英語のみ)
ちゃっかりその次に、、
「List of Recommended Insurance」
(お勧めの保険リスト)
とちょっと目立つボタンがあって、ここで保険が買える仕組みになっています(笑)
興味があるなら覗いてみてはいかがでしょうか(笑)
そのほかは今まで書類を用意してきた内容なので、そのまま「Select」を押します。
ひえ〜またずらずら文章が出てきましたが、今までの外国人入国についての手続きについての条件が書かれていているのでさらっと読んで、、最後の文章のチェックボックスをポチッとチェックして「Comfirm」を押します。
旅行計画を入力
次のページは旅行計画入力です。
Departure from countryは、「Japan」を選択。
First Arrival Port in Thailand(City)は、「Suvarnabhumi Airport(スワンナプーム空港)」を選択。。
Flight Numberは、自分の搭乗するフライト番号(JL31など)
Date of Arrivalは、「到着日」
入力して「Register」!
すると
さらに注意事項が表示されて、「コンファーム」。
あまり気にする必要もないのだけど、これを承諾しないと入国できないし(笑)
個人情報入力
ここからは個人情報入力。
プルダウンで選択式の項目が多いので結構楽です。
が、プルダウンの項目が多すぎて少し迷うかも(笑)
会社員はcompany employeeとかOffice workerとか、、先生はTeacher,
作家Writerなどの専門職など。
電話番号も必須項目になっているので、日本の携帯を登録するならば(+81)と一番初めの0を除いた携帯番号でも記入しておけば良いでしょう。
その下はパスポート画像登録。
パスポートタイプには一般パスポート、外交官パスポートなどずらずらと選択肢があるけれど普通の人は一番上の一般パスポートですよね、、(笑)
事前に用意したパスポートの画像を添付。
問題がなければ緑のチェックがついてこのページは終了です。
ワクチン接種証明書
次のページはワクチン接種証明書の添付。
Informationをクリックするとずらずらと選択肢がたくさん、、、
抗原検査、PCR検査、回復証明書などの下にワクチン名がずらずらと並ぶので国内で接種した人はファイザーかモデルナを選択することになるでしょう。
選択は「一番最近受けたワクチン」の接種記録のみなので間違えないようにしましょう。
そしてその下には作っておいたワクチン接種証明書の文書を添付。
アップロード後に緑のチェックがついたらとりあえず大丈夫。
その下のQRコードは任意なのでファイルの作り方がわからなかったらしなくても良いようだが、事前に作成できた人は作っておいたQRコードのみのファイルをアップロードしておこう。
全部終わったら下のチェックボックスをチェックして次へ。
宿泊先・医療保険情報登録
あともう少し、、(笑)
今度は連絡先。
ここではAddress in Thailand かAgodaを選択するのだが、予約サイトAgodaを使わない人は必然的にAddress in Thailand を選べば良いです。
でもって場所の選択を押すと、、ずらずらとこれまた選択肢がたくさん(笑)
バンコク市内に宿泊するならばBANGKOKを、パタヤに宿泊する人は「Chon Buri」を選択すれば良いです。
宿泊地の県名の選択肢のようですね。
その下にはホテルなどの宿泊施設の住所を記入しておけば良い。
Agodaを選択するとどうやら予約システムと連動していて、予約番号を入れれば自動的に入力されるらしいですが、、今回はAgodaを使っていないのでわからんです。
その下には医療保険の証明書の登録画面。
ここでも事前に用意してある医療保険の文書を登録。
下のチェック欄にチェックして次へ。
追加情報
ようやくこれで最後。
追加情報がある場合はここに登録する。
氏名変更があった場合など追加で必要な書類はここに添付。
何もない人はそのままスルーで次へを押す。
確認画面
最後に入力に誤りがないか注意してチェックしましょう。
氏名、パスポート番号、入国の日付など、。。
最後に「Submit」を押せば申請終了。
ようやく申請番号が出てきて終了となりました。
ちなみに、この番号は同時に登録したメールアドレスにも届いているので保存は不要だけど、念の為書き留めておくかスクショしておきましょう。
この時点でメールが届いていない場合は記入ミスがあるかもしれないので、この番号を使って申請を修正することができます。
タイランドパス到着!
申請後約40分ほどで登録したメールアドレス宛にpdf文書添付という形でタイランドパスが届きました。
添付文書の一枚目はもし熱が出た場合どうしたら良いかの方法が「英文」で書かれていて、、わかる方はこれを使って(笑)連絡できるようになってます。
もう一通は本命の、、
タイランドパス。
このまま印刷するとA4に巨大なQRコードが印刷されて出てくるのだけど(笑)一応上に印刷して持っていくのが無難です。
ちなみにiPhoneのパスブックにも登録できて、、
ワクチン接種証明書もワクチンパスポートもスマホの中に格納できるのだけれど、念の為不足の事態に備えて紙に印刷して持参するのが安全。
これでタイ入国書類は全て揃ったことになった。
あとは行くだけ〜(笑)
まとめ
年初は到着後一泊目の指定ホテルを予約しなければならなかったり結構面倒な手続きがあって入国にも時間がかかることが報じられていましたが、6月1日からほぼ開国状態に手続きが簡素化されました。
今回入力したタイランドパスもアメリカ入国用のESTAに比べれば入力箇所も少なくて結構簡単でした。
入力自体は簡単なのだけど、英文の接種証明書や付保証明書の準備に2週間ほどはかかるので事前準備は余裕を持ってやっておきましょう。
この二つの文書さえ揃っていればあとはスマホで10分ほどで入力終了で申請から1時間ほどで入国に必要なタイランドパスのQRコードが発行されます。
これなら楽に渡航できますね。
あとは、、、帰国時の72時間以内のPCR検査を考慮した帰国スケジュールが結構めんどくさいかも。。(笑)
これを早く撤廃してくれないかな〜
これがなくなれば基本従来と同じように往来できるようになりますね。
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