自粛ムード真っ只中でお花見も自粛中ですが、見に行けないなら昔の写真を掘り起こして鑑賞しよう!ということで昨年の写真ライブラリーを引っ張り出してみました(笑)
外でお花見はできないので、自宅でスマホ・PCでお花を楽しみましょう(笑)
なんたって飲み会もZOOMでオンライン飲み会をする時代ですからそれもありでしょう。
目次
PENTAX ME Superというカメラ
昨年購入して、フルマニュアルカメラとしては結構気に入っている「写真機」です。
1979年12月発売のカメラですから、ざっと38年前の写真機なのですが、オークションでこれも4000円ぐらいで売っていて、レンズと合わせても1万円もかからないという高コスパ!(笑)
ただしフィルムが以前より値上がりしていて、現像代も馬鹿にならない。。。そこはコスパ悪いんですけど。
最近購入したオリンパスOM10も同年に発売ですから、フィルム写真機でそこそこ便利に使えて、マニュアルの不自由さも色濃く残るカメラとしてはこの時代のカメラが一番でしょう。
PENTAX ME Superの詳細や試写の様子はこちらにまとめておきました。
なんと言っても、シャッタースピードが1/2000まで可能なので、オリンパスOM10の1/1000と比較してもちょっぴり絞りを開けられるところが安心感があります。
さらに便利なのは適正露出より1EV高めとか低めとかをオート撮影でも可能なところで、さすが当時のカメラのトップメーカーの一角だったと感じさせます。
Helios-44M-4 58mm F2というレンズ
最近この不思議なレンズを使うのが楽しいのですが、ロシア製のコピー商品ですから精度が若干悪く、絞り開放付近を使って条件が整うとボケがグルグル回ったような写真になることで有名なレンズです。
デジタルカメラNEX-6とこのレンズを使って撮った写真はこんな感じになります。
このレンズはM42というねじ込み式のユニバーサルマウントなのですが、これをPENTAX Kマウントに変換するアダプターを使ってレンズを取り付けます。
で、ここで気をつけなければならないことがあります。
中華製など安いものは色々とあるのですが、必ずRAYQUAL製を使うようにしましょう。
なぜかといえば、HELIOS-44M-4にはマウント部に小さなピンがあって、それをボディー側で押さないと絞りが変わらないのです。
そこをテープで抑えちゃうという荒技もあるのですが、ねじ込みのすぐ横にあるので結構面倒です。
中華製の安いやつだとそのピンを抑える部分の加工がされていないので一応レンズは装着できますが絞りが変えられず常に絞り開放状態になります。
開放でしか使わないという人はもっと安いものを使っても良いですが、絞りを使いたい人はちょっと高いですがRayQual製を強くお勧めします。
詳細を別の記事にまとめましたからご参照ください。
フィルム写真機PENTAX ME Super+Helios-44M-4 58mm F2で桜を撮ってみた
今回の写真は昨年撮影した写真なのですが、今年とほぼ同じ場所を撮影したものがありましたので少し比較してみましょう。
よく考えたら昨年こんな記事を書いていまして、一番最後に「フィルムカメラで撮影するとどうなるかは後日のお楽しみ」と書いていたのですが、、一年越しになってしまいました(笑)
まずはiphone8Plusで撮影すると、、
こうなります。
ここをOLYMPUS OM10と標準レンズZUIKO50mmのフィルムで撮影するとこうなります。
少し画が優しくなりました。
さて、NEX-6 + LENS TURBO II のデジタルカメラを使って今回使用している 「HELIOS-44M-4 58mm」レンズを使ってデジタル写真を撮るとこうなります。
周辺が若干円形状にぐるぐるボケっぽくなりました。
さて、今回のフィルム写真カメラPENTAX ME Super に「HELIOS-44M-4 58mm」を装着してフィルム写真を撮るとこうなりました。
一つ前の写真は少し絞っていましたが、これは開放F2。
バックの風景が盛大にぐるぐるしています(笑)
ファインダーで見ている分にはさほど感じなかったのですが、現像してみてびっくりです(笑)
ぐるぐるボケの条件を満たすとこんな感じになります。
もう背景が歪む歪む(笑)
PENTAX ME Super+Helios-44M-4 58mm F2 桜写真ギャラリー
ぐるぐるボケの不思議な写真も撮れますが、ちょっと絞ればきちんと解像もしますからこんな感じになります。
フィルム写真にするとフィルムの特性だとは思いますが、光が当たっているところが白く飛びすぎることもなく、しっかりとした色味になります。
光を数値化して記録するデジタルカメラはおそらく正確にその画像を記録してくれているのだと思います。
しかし、人間の目でみて記憶したものにより近いものはひょっとしたらアナログフィルムなのかもしれません。
まとめ
PENTAX ME Super+Helios-44M-4 58mm f2を使ってぐるぐるボケ写真を撮ってみました。
「開放F2、バックに花びらや点光源、被写体と背景を離す」などの条件を満たすと背景がぐるぐるした写真が撮れます。
現在のレンズでは許されることのないある意味変なボケなのですが、それがとても面白く逆に新鮮に感じます。
ちょっと絞れば色乗りがこってりした目に優しいというか脳に優しい画が出てきます。
しかもこれって現像しないとわからないので、仕上がってくるまではドキドキものです(笑)
そんなレトロなフィルム写真は手軽に撮影できてすぐその場で見ることができるデジタルカメラやスマホの写真とはまたちょっと違った不自由なドキドキ感を楽しめるんじゃないかと思っています。
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