オールドレンズ ヘリオス Helios-44M-4 58mm F2でぐるぐるボケのフィルム写真を撮ってみた

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mm
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世の中は新型コロナで自粛ムードですね。

まさに今桜の季節ですが、都内の桜の名所と言われるところにもぶらっと行きたかったですがさすがに今年はやめておきます。

今年はタイのソンクラン祭りには行く予定はなかったので、本当は今年こそ成田の「さくらの山公園」で桜をバックに飛行機を撮りに行こうと思っていたのですが、、肝心の飛行機が飛んでいない!(笑)

あっさりと諦めました、、

で、その代わり、、自宅近くに実は桜並木がありまして、先週畑仕事をしに行くついでに写真を撮ってみました。

あまりにもマイナーな駅なので川沿いに桜が咲き誇っている割には基本人がいない!(笑)

ほぼ地域住民がちらほらいるだけの知る人ぞ知る地域の桜の名所です(笑)

桜が7分咲きぐらいでしたが、天気も良くて散歩にはちょうど良かったです。


ぐるぐるボケが楽しめるヘリオスHelios-44M-4-58mmというレンズ

今回使ってみたのはオールドレンズが好きな人には有名なお手軽レンズ「ヘリオス Helios-44M-4 58mmF2」です

旧ソ連製のレンズで、Carl Zeiss Biotar (カールツァイス ビオター)58mmF2を元に1950年代から作成を開始された要するにコピー品ですね(笑)

レンズ構造は4群6枚のダブルガウス構造。

筆者が持っているレンズはシリアルナンバーからおそらく1984年製だと思われ、約36年前に製造されたレンズです。

現在ほどレンズの加工技術が発達していなかった当時にF2の明るいレンズは光学設計がとても難しかったので、、、像が歪みます(笑)

現代の精密加工技術を使ったレンズは隅々までボケを含めて均一に写るのですが、1950年代当時のレンズでは周辺部に行くにつれて潰れた円形楕円ボケのようになっていきます。

これがぐるぐると回るようなボケの渦を生み出して所謂「ぐるぐるボケ」として現代のレンズでは出せない独特な雰囲気の写真が撮れると話題になっているわけです。

欠点だったはずの歪みが独特な雰囲気で50年の時を経て評価されるなんて人間の感覚なんてわかりませんね。

今回使った機材 NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mmF2

今回はAPS-C機のNEX-6にレデューサーレンズアダプターをかましてフルサイズの画角で撮影してみました。

本来APS-C機のNEX-6にそのままHELIOS-44M-4 58mmをつけると画角が約1.5倍になるので35mm換算で約87mmになってしまうわけですが、レデューサーレンズ(縮小光学系)アダプターを入れることで約58mmのそのままの画角を使うことが可能になるのです。

詳細は以前紹介した下記の記事をご参照ください。

こんな感じになります。

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mmF2

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mmF2

フルサイズは大きくて重くて高くて、、(笑)手が出せませんが、これなら安上がりです。

ただ、レデューサーレンズが重いのと、、マニュアルフォーカスしか対応できないのでそこが面倒なのですが、それもまた楽しいということで。

ちなみに、昔のレンズなので「マルチコート」とかはないので逆光には非常に弱いレンズです。

ですから、汎用品のHAKUBA製メタルフードをかぶせています。

ヘリオスレンズを使うときのマウントアダプターの注意点

ヘリオスはM42マウントなので、デジカメに取り付けるためにはカメラ側のマウントに接続するためのアダプターが必要です。

詳細は省きますが、今回使用したセットはこんな感じになっています。

カメラ(NEX-6)(Eマウント)- (Eマウント)レデューサーレンズ(Kマウント) – (Kマウント)アダプター(M42) – (M42)レンズ(HELIOS-44M-4)

問題はこのアダプターです。

中華製など安いものは色々とあるのですが、必ずRAYQUAL製を使うようにしましょう。

なぜかといえば、HELIOS-44M-4にはマウント部に小さなピンがあって、それをボディー側で押さないと絞りが変わらないのです。
そこをテープで抑えちゃうという荒技もあるのですが、ねじ込みのすぐ横にあるので結構面倒です。

中華製の安いやつだとそのピンを抑える部分の加工がされていないので一応レンズは装着できますが絞りが変えられず常に絞り開放状態になります。

開放でしか使わないという人はもっと安いものを使っても良いですが、絞りを使いたい人はちょっと高いですがRayQual製を強くお勧めします。

詳細を別の記事にまとめたのでご参照ください。

ぐるぐるボケの出し方

このレンズも全ての領域で像が歪むわけではないのですが、意外と簡単にボケが作れます。

1.F値は2.0解放近くを使用する

2.被写体を中央に配置して(日の丸構図)限りなく近づき、背景に10m程度の十分な距離を持たせる

3.背景に木漏れ日などの点光源や街明かり、水面など高原が多くレンズの歪みが分かりやすいものを配置する。

これだけです。

少し絞れば柔らかいボケ、もう少し絞るとくっきり写る面白レンズ

ぐるぐるボケが人気のレンズではありますが、少し絞ると柔らかいボケを作ることができてなんとなーくほんわかした感じにすることもできます。

更に絞ると結構くっきりと解像してくれる面白レンズでもあります。

桜並木を散策

新型コロナに負けずちょっと散策してみましょう。

というか、、畑仕事に向かっただけなのですが(笑)道すがら桜並木で、レンタルしている畑の横もその続きの桜並木なのでした(笑)

田舎なので長閑なところです(笑)ここでも新コロ騒動でさらに人手が減りました(笑)

この時期は見た目は綺麗なのですが、桜が散ってくると畑に花びらが大量に降ってきてそりゃもう掃除が面倒で、、(笑)

iPhone8 で撮影

iPhone8 で撮影

HELIOSに画角を合わせていますが、こんな感じのくっきりはっきり風景をHELIOSで撮影すると、、

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mm

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mm

こんな感じになります。

F2解放から少し絞った感じで撮影しましたが、淡いボケが独特なのと左上の桜が微妙にぐるぐる回っています。

桜の花が春めいた雰囲気の中にあることをイメージすると、、

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mm

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mm

こんな感じでしょうか。

ちょっと春らしい気分になりました。

後ろの花が近いとさほどぐるぐるしませんねぇ。

ぐるぐるさせようとすると、、

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mm

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mm

こんな感じでしょうか。

構図は別にして、、(笑)日の丸構図でバックを少し距離をあけるとぐるぐる写真の出来上がりです(笑)

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mm

NEX-6 + LENS TURBO II + HELIOS-44M-4 58mm

でもちゃんと絞ればそれなりに解像するのでスマホのくっきりはっきり写真を見慣れていても違和感なく見ることもできます。

まとめ

というわけで、ちょこっと散歩がてら自宅近辺の桜並木を散策してみましたが、たまにオールドレンズ遊びをすると楽しいです。

何しろ機材をたくさん持って行かなくていい!

いつもの場所なのでポイントが大体わかっている。

しかも、、、、人がいない!(笑)(今時期はこれ大事です)

最近旅行の写真もiPhoneで良いかなぁ〜と思う今日この頃ですが、たまにHELIOS-44M-4 58mmのようなオールドレンズを使うとちょっと変わった画が撮れて楽しめます。

写真家じゃないのでこれを海外に持って行こうとは思わないので(笑)

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