テレビでは見たことがあるのですが、日本一深いところにあるJRの駅があります。
ちゃんと列車が来ます。
上り線(高崎方面行き)は地上ホームなのですが、下り線(長岡方面行き)は高低差81mの地下にあり、階段は442段+24段を行き来する必要があります。
もちろんバリアフリーなんてものはありません。
階段のみです。
旅行期間 2016/5月
エリア 群馬県 水上温泉
テーマ 温泉、ハイキング
目次
Vol.1 ペットと一緒に泊まれる温泉宿「水上温泉 だいこく館」
Vol.2 谷川岳天神平でワンコと一緒にハイキング
Vol.3 日本一のモグラ駅想像を絶するほど地下にある「土合駅」へ行ってみた
前から気になっていたのですが、水上温泉まで来たついでに寄ってみました。
とりあえず駅舎と階段を見ただけですが。とても地下ホームまで降りる勇気はありませんでした。
高低差81mで階段が442段もあるというとちょっとした山登りですね。
エスカレーターもエレベーターもありません。
正確に言うと作ろうとした跡はありますが、予算の都合でしょうか作られずに放置されています。
乗降客もほとんどいないのでしょうね。
土合駅
土合駅へのアクセス
駅舎の形が独特です。
そもそもこの路線は単線で1931年に完成した清水トンネルを通る電車の発着駅になっていました。
その後、1967年に新清水トンネルが開通したことで上りを列車が地上駅で清水トンネルを通り、下り線が新清水トンネルを通ることで下り線のホームがこのトンネル内に作られたためにこんな深いところにホームがある構造になってしまいました。
清水トンネルはあの有名な冒頭の一節の舞台
ノーベル文学賞作家の川端康成の「雪国」の冒頭に「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国であった」のトンネルとはこの上信越線の清水トンネルのことです。
今でもこの上信越線は群馬県の高崎駅から新潟県の長岡駅までを結ぶ幹線路線ですが、今では新潟までは新幹線を使うのであまり馴染みのない路線です。
ちなみに土合駅の乗降者は1日平均20名前後らしいですが、駅前は商店などもなく閑散としています。
地元の方が利用しているのでしょうね。
無人駅です
無人駅ですので、ここから乗る人は「乗車駅証明書発行機」から乗車駅証明書を取って乗る必要があります。
上り線のホームはすぐ目の前にあります。
下り線のホームへ行ってみる
改札口から吸い込まれそうなながーい渡り廊下を延々と歩きます。
この廊下の突き当たりから地下ホームに行く階段があるのですが、ふと振り返るとドアには、、
ここから改札までは143mもあるんですね、、どうりで長いわけだ。
おまけに階段は462段を上ってきた方に丁寧に「お疲れ様でした」と(笑)こりゃ大変です。
この先が下りホームへ降りるための階段です。
こりゃすごい階段です。
吸い込まれそうです。
降りたら大変なことになりそうなので、ここまで来て引き返すことにします。
ホームまでは10分階段を降りないといけません。
階段の両端には何か作ろうとした跡がそのままになっています。
多分エスカレーターでも作ろうとしたのでしょうか。
そのまま放置されています。
せめて登りだけでも作ってもらいたかったですね、、、無人駅だから仕方ないか。
渡り廊下から下を見ると川になっています。古びた感じが雰囲気が出て良いです。
まるで昭和の匂いがプンプンします。
1日に停車する電車は数本しかありません。
電車で訪れるのも楽しいかもしれません。
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