10年ほど前に発売されたWindws7搭載の古いVAIO。
なぜかうちに持ち込まれたので何か再利用できないか、、ということでまずはWindows10へアップグレードできないか試してみました。
なんとそのままアップデートできたのは良かったのですが、なぜか急に画面が暗くなって輝度コントロールもできなくなってしまいました。
色々とネットで情報を探していると、「レジストリを変更」することで解決。
初心者にはなかなかつらい解決方法ですが、古いVAIOとWINDOWS10の相性の問題のようです。
目次
廃棄寸前のVAIOがやってきた
10年程前に発売されたVAIO PCG-51511N(VPCS139FJ/B)。
まだソニー時代のVAIOです。
Windows7が搭載されている機種で、既にWindows7のサポートも切れてセキュリティーに問題が出るのが嫌なので捨てて欲しい、、と友人がなぜかうちに運び込んできました(笑)
うちは産廃業者じゃありません(笑)
中古業者を検索してみるとこの機種はどうやら1万円ぐらいで売られているようで、オークションだと3000円ぐらい、、、
もうほぼ価値はないですね(笑)
PCのスペックを見てみると、
プロセッサー |
名称 |
インテル Core i3-370M プロセッサー |
|
動作周波数 |
2.40GHz |
|
キャッシュメモリー |
3次キャッシュメモリー:3MB |
|
テクノロジー |
拡張版 Intel SpeedStep テクノロジー搭載、 HTテクノロジー対応 |
チップセット |
名称 |
インテル HM55 Express チップセット |
メインメモリー |
標準/最大 |
4GB(2GB ×2)/8GB |
|
メモリー仕様 |
DDR3 SDRAM、PC3-8500(デュアルチャンネル転送対応) |
|
スロット数(空き) |
DDR3 SO-DIMMスロット×2(0) |
グラフィックアクセラレーター |
名称 |
インテル HD グラフィックス |
液晶表示装置 |
サイズ/解像度 |
13.3型ワイド(16:9)、解像度:WXGA 1366×768 |
|
パネル種別 |
TFTカラー液晶[VAIOディスプレイ] |
|
その他特長 |
グレア、LEDバックライト |
表示モード |
アナログRGB接続 |
1920 × 1200 |
|
HDMI接続 |
1920 × 1080 |
古いパソコンなのでごっつくて重いのですが、早くはないけれどまぁそこそこ今でも使えそうなスペックです。
捨てるのは勿体ないので(笑)なんか活用できないかなぁ、、ということでちょっといじってみることにしました。
まずはWindows7をWindows10にアップデートしてみた!
Windows7は既にサポートが切れているので使うわけにはいきません。
とりあえずWindows10にアップデートできるか試してみることにしました。
とりあえず別のPCでマイクロソフトのwindows10のダウンロードページに飛んで、、
「ツールを今すぐダウンロード」
でUSBメモリにインストールするためのメディアを作成しました。
そのUSBメモリを使ってVAIOをアップグレードしてみると、、、なんとWINDOWS7からWINDOWS10へアップグレードできました!
あれ?Windows7から無償でWindows10へのアップグレードって2017年に終了しているはずなのですが、なんでできたんだろう、、、
実は今でもWindows7からWindows10にアップデートできる!
2017年にWindows7からWindows10への無償アップグレードキャンペーンは終了しています。
なんでアップグレードできたんだろう、、と不思議に思って検索してみると、、
このような記事が。
どうやらメディア作成ツールを利用した今回行った方法だと今でも無料でWindows10にアップグレードできるらしい。
たまたま方法が合っていたというだけですね。。。
当然のことであるが、既にWindows7がライセンス認証されていることが条件です。
エディションは次のように置き換わるようです。
Windows7 Home Premium→ Windows10 Home
Windows7 Professional →Windows10 Pro
そうか、、じゃあWindows7がインストールされている古いPCもアップデートできるのかも?と思ったけど、特に必要なわけでもなく(笑)今ではPCも安いので特に必要もないかな(笑)
トラブル発生!画面が暗くなって明るくならない!
Windows10をインストールしていると、最後の方で急に「省電力モードに切り替えます」のような表示が出てきていきなり画面がかろうじて視認できる程度に輝度が下がってしまいました。
設定を探すこと小一時間、、、輝度を上げることができません。。
発生したトラブルは以下の通りです。
症状:
・画面が暗く、かろうじて視認できる程度まで輝度が下がっている。
・Windowsの設定やコントロールパネルからの輝度調整が一切効かない。
・電源関係の設定をいじっても輝度は回復しない。
せっかくWindows10を入れてもこれじゃ使い物になりません。
仕切り直しで色々とネットを検索してみると、、
同じようなトラブルにあった人の記事を発見しました。
あ、同じだ(笑)
どうやら古いVAIOにWindows10を入れた時の持病のようです。
ここにかかれている解決法1の汎用モニターを無効にする方法では解決しませんでした。
次に解決法2にある方法を試してみると、、
無事に輝度が回復しました。
その方法は以下の通りです。
1.レジストリエディタを起動(窓キー+ r → regedit.exe)
OKを押すとレジストリエディタが起動します。
2.起動したら、指定のアドレスに移動
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Class\{4d36e968-e325-11ce-bfc1-08002be10318}\0000
へ進みます。
相当深いところにありますねぇ、、
これを薄ら暗くなったディスプレイで見るのは結構大変でした。
3.FeatureTestControlの項目をダブルクリック
ここで値のデータのところに「fb20」を入力してOKをクリック。
再起動すると通常通りの輝度で表示できるようになりました。
レジストリエディタを久しぶりに使いましたが、これって適当にいじってしまうとPCが動かなくなってしまうのでちょっと緊張。。。
一応自分の備忘録として書き残しておきますが、もし試してみる方が要る場合は最悪別の不具合が発生することもありますのでご自身の責任でお願いいたします。
10年前のVAIOもまぁまぁ使える?メモリとHDDを変更すればまだ現役で使えるかも?
とりあえずWindows7をそのままWindows10にしてみましたが、画面のトラブル以外はそれなりに使えそうです。
ただ、メモリが少し不足気味なのとHDDなので若干動作がもたつきます。
HDDをSSDにして、メモリを4GB→8GBにアップグレードすればひょっとするとかなり快適に使えるかもしれません。
240GB SSDなら3000円ちょっとで買えますし、、、
これを入れ替えば約4000円程で4GB→8GBになります。
そうすれば最近のちょっとお安いPCレベルにはなるんじゃなかろうかと思います。
HDD→SDDの交換方法は下記の投稿にかかれている通りで、ちょっと蓋を開けるときに力が要るけど、交換できるような造りになっているので楽です。
暇が出来たらちょっと前に2000円で買った240SSDに交換してみるかなぁ。。。
メモリに関してはHDDの隣の蓋を開けると交換できるようになっています。
1万円でおつりがくるぐらいでとりあえず使えるWindows10マシンになるならやる価値はあるのかもしれないですね。
コメントを残す