郵便局でEMS国際郵便を送る手続きをしたのですが意外なことにびっくりしてしまいました。
送るものはニュージーランドにA4で5枚ほどの「書類」なのですが、バラでEMSの封筒に入れるのはちょっと気が引ける。
普通はプラスチック製のクリアファイルに入れますよね。
そうするとあら不思議!「書類」の区分が「物品」扱いになってしまいます。
あれ?いつも書類で送っていたのに、、、
ということで真偽の程を調べてみました。
書類なのに「クリアファイル」に入れると急に「物品」扱いになる
普段からEMSで国際郵便を送るってことはあまりないと思いますが、ここ数年で国際郵便は急速に電子化されています。
書類を送るのに電子化されるってのは考えようによっては奇妙ですが(笑)それでも原本が紙である以上それを相手方に送る必要に迫られるわけです。
以前は手書きのEMS伝票を書いて送っていましたが、ここ数年は送り先によってはPCで伝票を記入して出力したものでしか受け付けないという地域が出てきています。
まぁ確かにPCで入力したほうが便利といえば便利。。
日本郵便のUIが不親切ってのは別にして(笑)
そろそろそれにも慣れたので、自宅で「書類」の伝票を作成、プリントアウトして郵便局に持っていきました。
EMSの封筒を51円で購入し、そこにクリアファイルに入れた書類を入れようとすると、、、
「あ、クリアファイルに入れたものは「物品」になるので「物品伝票」に書き換えるか「書類」のみを封筒に入れてください」と指摘されました。
え????
なんで????
以前はそのまま入れていたのに???
でも仕方がない、「物品」伝票を作成するのも手間がかかるので書類のみをEMS封筒に入れて発送。
それにしても釈然としない(笑)
釈然としなかったので調べてみた!
まぁ仕方がない、クリアファイルは持ち帰り文書だけをEMS封筒に入れて送付したわけですがどうも釈然としない。
ということで調べてみることにしました。
”通信文、業務用書類、為替証書、小切手、現金(硬貨・紙幣)、航空券・乗車券、株券、プリペイドカード、クレジットカード、キャッシュカード、ICカード、ポイントカード、ゲームカード、商品券、宿泊券、入場券、宝くじ、通帳、パスポート、証券、免許証、証明書、申請書、切手、印紙、新聞、雑誌、会報、手帳、日記帳、カタログ、冊子、パンフレット、カレンダー、名刺、参考書、教科書、教材、CD、DVD、ブルーレイディスク、書籍、写真、写真集、楽譜、クリスマスカード、シール・ステッカー、ポスター、論文、図面、印刷物に包有できるもの等”
これを見ると、、なんかなんでもありって感じですね。
普通のいわゆる紙の書類だけじゃなくて現金、有価証券等の高額商品などもOK。
更にびっくりしたのはCD、DVDも書類なんです。
そうか、紙に印刷されたものが「書類」というわけではなくて、CDなどのプラスチックなんかもいいんだ。。
それを言ってしまえば「クレジットカード」も最近「金属」のメタルカードなんかも存在するので素材で分類されているわけではなさそうです。
しかし!!!
郵便局の窓口の人の話ではクリアファイルに入れた書類は「書類」ではなく「物品扱い」なのです。
確かにこの表の中には「クリアファイル」のようなものは記述はありませんね。
なぜだ!なぜなんだ!
これを見ても全然釈然としないので(笑)
国際郵便のお客様センターにお電話(笑)
”お客様サービス相談センター
0120-5931-55 (フリーコール)
携帯電話から : 0570-046-666(通話料有料)
For English : 0570-046-111”
「書類」をクリアファイルに入れると「物品」になるのか?と聞いたところ、、
ちょっとお待ちください、確認してきます。。
待つことしばし。
回答としては、、「クリアファイルに入れると物品になりますので「物品伝票」に記入の上送付してください。」とのことでした。
電話口で回答いただいた方もちょっと意外な感じで回答してくれました。
ということで、正式な回答としてはやはり「書類」のみは「書類」の伝票、書類をクリアファイルに入れると「物品」の伝票を使わないといけないようです。
なんなんだこの複雑さは(笑)
ここからは想像ですが、、、
上記の「書類の例」に書かれているものが「書類」扱いで、そこに入っていないものは全て「物品」扱いになっているのではなかろうか?
なんかそんな気がします。
「書類の例」に示されたものは既に合意されたものでそれ以外は合意されていなからダメってことかもしれません。
物品になって何が変わる?
さて、「書類」なのか「物品」なのかで実質何か影響があるかと言われれば実は料金などは基本変わりません。(笑)
一つだけ違うとすればそれはEMSは通関時の電子データの取り扱いになります。
現在「書類」は手書きのラベルでOKなのですが、「物品」扱いになると手書きではダメでPCでの伝票作成が必要になります。
これは徐々にそうなってきていますが、全世界で通関の為の電子データ送信が必須となっている流れです。
現在は発送地域によって既に手書きの伝票を受け付けていない地域もあるのでEMSを送付する場合はあらかじめそれを確認する必要があります。
(参照HP)
国際郵便
通関電子データ送信義務化について
ということは、書類を送る際も「物品」伝票をPCで作っておけば区分を気にせずに送付できるってことでしょうかね〜
通関手続きって複雑!
まとめ
まぁ料金は一緒なのでどっちでも良いわけですが、せっかく「書類」の伝票を印刷して郵便局にもっていったのにまた物品用の伝票を作り直すのがとっても面倒です。
今回は仕方なく書類だけにしてEMS封筒に入れて送付しましたが、なんか封筒の中で書類がばらけるんじゃないかとちょっと気持ちが悪い。。
ということで、書類を送る時には紙の封筒に入れて「書類」として送るか、クリアファイルに入れる際は「物品」伝票を使って送るということに注意が必要です。
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