今回ホーチミンの滞在でスマホをスリに盗られてしまいましたが、海外で盗難にあるのはこれで2回目、、、それも2回ともスマホです。
海外では注意をしていてもトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
盗難にあって慌ててどうして良いかわからない!ということがないように、2回の盗難を通して経験したことをまとめておきます。
是非渡航前に目を通して頂いて、必要なところはメモをしておいて最悪の自体に備えておくと、いざトラブルに遭遇した時に落ち着いて行動ができます。
その一助にでもなれば幸いです。
目次
スマホを盗まれるのは実は今回で2回目
昔の海外旅行といえばガイドブックを片手に歩いたものです。
貴重品といえば「パスポート」「航空券」「クレジットカード」「現金」ぐらいなもので、今から思えば「パスポート」意外は取られてもなんとかなるものばかりです。
現代といえば上記の4つの他に「スマホ」が貴重品のひとつになっています。
単なる連絡手段というだけでなく、個人情報の塊ですからロックをかけておかないとその後情報を抜き取られてしまうと大変な事態になります。
実はスマホを盗られるのはこれで2回目です。
1回目はバンコクでソンクランの時期に人で溢れかえる雑踏でやられてしまいました。
かなり気をつけていたのですが、流石に身動きが取れないぐらいの人波の中で盗られてしまいました。
どこでも悪い奴らはいるものです。
今回は夜8時頃歩道を歩いていた時に寄って来た二人乗りのバイクの盗人に手際よくポケットに入っていたスマホを一瞬で抜き取られました。
海外に行くときはスマホは予備スマホをできるだけ持参することをお勧めします
スマホが盗難にあうと旅の継続が困難になります。
ツアーの場合はそれほど影響はないかもしれませんが、個人旅行の場合は盗難にあった後は結構不自由です。
そんな時に備えてやはり安いSIMフリーのスマホは持っておくと安心です。
昔使っていた古いスマホでもSIMロック解除しておけば役に立ちますので、スペアは用意しておいた方がいいでしょう。
特に電話もしないから大丈夫!と思っていませんか?
電話を止めたりスマホで使用していたサービスのパスワード変更は一刻を争います。
そんな時に手元に端末がなかったら、帰国までそのまま放置することになります。
もしその間にセキュリティが破られたら、、、どうなるかわかりません。
PCでもタブレットでも良いですが、とにかくバックアップ端末があるといざという時に役に立ちます。
筆者も最近ようやく新しいスペアのスマホを買い換えました。
理由は、今まで使っていたスマホが2G/3,4GDSDS(ダブルSIMダブルスタンバイ)だったのですが、台湾とシンガポールで2Gが停波してしまったので使い勝手が悪くなってしまったからです。
しばらく探していたのですが、これが激安で手に入れた割には意外と便利(笑)今では普段も持ち歩いています。
海外で盗難にあった時にすべき3つのこと
スマホは個人情報の塊です。
もちろん指紋認証やパスワード認証、ジェスチャー認証でロックしてあることは大前提です。
それすらしていない人は論外です。日本からスマホを持ち出してはいけません。危険すぎます。
では端末ロックだけで大丈夫か?
こればかりはわかりません。盗人が端末の転売だけならむしろありがたいです。
中身に興味があるとしたら、、事は重大です。なんらかの方法でセキュリティが破られたらパスワードなどが丸見えになっちゃいます。
絶対大丈夫という事はないので、盗まれたら冷静に対処しましょう。
とりあえずこれはやっておくべき事柄をリストアップしておきました。上から順に対応していきましょう。
・盗難届けを出しに行く
・Google, Appleアカウントのパスワード変更
(必要に応じて)
・アマゾン、楽天、Yahoo等の通販サイトのパスワード変更
・お財布携帯の場合はEDY, WAON, nanaco, id, QuckPay等の停止連絡
優先度1:最優先!ドコモやau、ソフトバンクなどのに日本のSIMが入っている場合は大至急回線を止める
とにかく直ぐに日本に電話して電話を止めましょう。
うまくいけばその場で端末にロックをかけてくれるかもしれませんので、とにかくわかったら直ぐに各キャリアに電話しましょう。
そうしないとどうなるか、、、最悪の場合SIMを別の端末に差し替えて国際電話をたくさんかけられてしまう可能性があります。
そうなると高額な請求が後からやってくることになるので非常に危険なのです。
これは海外傷害保険の対象外ですので、散々通話を利用されてうん十万単位の請求がくる可能性があります。
海外に出かけるときは下記の各キャリアの注意事項を一読するすることをお勧めします
海外からのお問い合わせ番号 | 国際サービス:サービス・機能 | au
紛失・盗難にあったとき | お客さまサポート | モバイル | ソフトバンク
以下のサイトから回線停止の手続きをすることができます。
docomo : 紛失・盗難などによる利用中断・再開
au: auお客様サポート
Softbank : My SoftBank
・インターネットが使えない場合
日本のサポートセンターに電話をして回線停止をします。
docomo : +81-3-6832-6600 もしくは滞在国のユニバーサル番号+800-0120-0151
(docomo : 滞在国ユニバーサル番号)
au: +81-3-6670-6944
(au:海外からのお問い合わせ番号))
softbank: +81-92-687-0025
優先度2:盗難届けを出しに行く
盗難証明書(Certification of Theft)を発行してもらう為に警察にいきましょう。
海外傷害保険を請求する時には必ず盗難証明は必要になります。
出発前に海外傷害保険に入っていない人も、クレジットカード付帯の保険でも請求可能な場合がありますのですので、持っているクレジットカードの保険を確認しておきましょう。(携行品損害保険)
旅行に関する費用をクレジットカード払いにした場合のみなどの限定付きの場合もありますので、その場合は現地のホテル代、空港までの交通費などをクレジットカード払いにしておくと安心です。
警察署の場所がわからない場合はホテルで聞きましょう。
ただし経験上、町の警察官は英語が全くわかりません(笑)街中のツーリストポリスもあてになりません(笑)
ホテルの人がついてきてくれる場合は通訳を頼めますが、そうでない場合は、、、身振り手振りで筆談かホテルに電話して電話越しに通訳してもらうしかないでしょう。
予備スマホがあれば現地SIMを急いで購入してgoogle翻訳を使うという手もあります。
やはりスマホがないと大変です。
警察署で必要な事柄は以下の項目です。
・名前、自宅住所、現地の滞在住所
・パスポート番号
・盗まれたもの、盗まれたもののおおよその金額
・盗まれた場所、時間、状況
・保険(insurance)の為に盗難証明書(certification of theft)を発行して欲しいと主張する
警察に行くときはパスポート原本を忘れずに必ず持参しましょう!
優先度3 GoogleやAppleのIDのパスワード変更をする
とりあえず盗難証明書を取得して安心してはいけません。
端末のセキュリティーがプロによって破られる前にパスワード変更をしておきましょう。
特にブラウザでgoogle Cromeやapple のSafariなどを使っている場合はブラウザがパスワードを記憶する設定にしてある人がほとんどだと思います。
一旦端末のセキュリティが解除されてしまうと、そのブラウザが覚えているパスワードを悪用されてしまう可能性があります。
つまりパスワードがたくさん漏れてしまうわけです。
これが悪用されてしまうと目も当てられません。
グーグルやアップルのサービスは何らかの形で使用しているわけですから、一番大元のGoogleアカウントとApple Idのパスワード変更は必須です。
二段階認証などを設定してメインの端末がないと認証できない場合もあると思いますが、事前に認証方法を複数用意していざという時に備えることが重要です。
余裕ができたら通販系のパスワードも変更しておきましょう
基幹部分のパスワード変更が終わったらとりあえず一服です。
念のためアマゾンや楽天、Dropboxなど購入されては困る!見られては困る!という重要なサイトやクラウドストレージのパスワードは変更しておきましょう。
まとめ
面倒な手続きや設定変更に使う自分の時間は犠牲になりますが、少なくとも今回の三つの項目の対処をしておけば海外傷害保険でほとんどの場合金銭的なダメージは軽減されます。
時間はかかりますが、帰国後直ぐに機種変更手続きをして1週間ほどで元の生活を取り戻せます。
盗難で落ち込んでパーっと遊びに行って気を紛らわすより、まずは落ち着いて気持ちをさっと切り替えて適切な対処をすることで被害も最小限に抑えることができて、後日高額請求が来るなどの二次被害を防ぐここともできます。
泣きっ面に蜂状態になる前に、盗まれたことがわかった時には直ぐに対処しましょう!
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