以前からオールドレンズの柔い写真が撮ってみたいなぁと思ってヤフオクでオールドレンズを数本買ってSONY NEX-7に取り付けて遊んでいます。
たまたまPENTAXのKマウントのレンズもあったのでK-S2に取り付けてみました。
PENTAXは昔からマウントの変更をしていないのでそのまま装着できるんです。歴史あるカメラメーカーはすごいです。
取り付けてみると、、すごい!センター部分だけですが位相差センサーが作動してフォーカスポイントを教えてくれるのです。
もちろんフォーカスリングはマニュアルで動かすのですが、測距点を教えてくれるので半オートフォーカスです。一気にピント合わせが楽になりました。これはオールドレンズで遊べるカメラです。
しかもボディー内手ぶれ補正も動作するので鬼に金棒です。
<目次>
Vol.1 今年もつい衝動買いをして、更についで買いを色々としてしまいました
Vol.2 PENTAX K-S2ってどんなカメラ?
Vol.3 旅カメラとして使えるのか?
Vol.4 オールドレンズをつけて遊ぶには最適な一眼レフカメラ
目次
オールドレンズの魅力を教えてくれた書籍
最近のカメラは進化していてフルオートでとりあえずなんでも綺麗に撮れてしまいます。
便利なんだけど同じような画が出てきてきます。反面昔のカメラは露光量設定やピント合わせが難しく、しかもレンズも今の高性能レンズと違ってボケが歪んだりそれなりにまた違った雰囲気の写真に仕上がります。
最近下記の2冊の本を購読してちょっとそんな写真を撮ってみたくなりました。電子書籍もなっているのでサクッと購入してiPadでパラパラと見ていました。
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一眼レフカメラ 「PENTAX K-S2」にPENTAX製のオールドレンズを取り付けて写真を撮るには
古いレンズは数千円で手に入るのでちょっと遊ぶには安上がりです。ただし、本当に人気のあるレンズは価格が高騰して数万円のものもありますので、さすがにそこまでは気合をいれることができません。
一年ほど前に3000円〜5000円ほどで購入したKマウントのズームレンズと単焦点レンズがありましたので取り付けてみました。
お、結構かっこいい。新旧の融合です。昔のレンズも今のデジタル一眼レフにそのまま取り付けられるのがすごいです。f値が1.4なんて明るいレンズは今ではありません。
まぁその分ピントが合う範囲が狭いので結局は少し絞ることになるのですが、オールドレンズとは思えない解像感と雰囲気が味わえます。
あれ?絞りが開放から動かない
取り付けてレンズの絞り値を変えて、、あれ?動かない。レンズ単体では絞りがちゃんと動くのにカメラに取り付けると動きません。
そんな時はGOOGLEさんで検索です(笑)程なく理由がわかりました。なんとPENTAXのカメラ本体にKマウント(ペンタックスのマウント)のレンズを取り付けるとファインダーで見ている時は絞りは開放のままでシャッターを押した時にその絞り値になるのです。これは今のカメラも同様です。
オールドレンズを今のカメラ本体に取り付けて絞りを絞ると入ってくる光が少なくなるので像が暗くなりピントが合わせにくくなります。
今のペンタックスのカメラにKマウントのレンズをつけてもちゃんと絞りを制御してくれるんです。これはすごいです。
でも露光量はどうやって決めるの?そこもできちゃうんです
開放のまま露出を決めてしまうとシャッターを押した瞬間に絞りが作動して絞ってしまうとアンダー露光になって暗い写真になってしまいます。でも、そこも大丈夫なんです。
レンズで絞り量を決めて今のペンタックスのカメラに装備されている「グリーンボタン」を押すと一瞬カメラが動作します。そこで絞りを絞って最適な露光量を決めることができるのです。
その時の露光量に応じたシャッター速度はカメラが記憶していて次にシャッターを押した時にその露光量(シャッター速度)で設定された絞り値で作動して写真が取れるのです。
昔からマウントを変えていないことが幸いして昔と同じ動作を現代のデジタルカメラでも再現できるようにしています。歴史を大事にするってこういうことを言うんですね。
ピント合わせは最大の難関?ではなかった!
オールドレンズのピントはピントリングを回してファインダー像を見ながら合わせこみます。AFに慣れてしまっているとこれがまた一苦労。
ミラーレス機だと拡大表示をしたりピーキング表示などでピントの合い具合を調整しますが、一眼レフはそれができないのでライブビューにして同じことをするか光学ファインダーで目をこらしながら合わせるしかないのです。
しかし、ペンタックス機はマニュアル動作ではセンターの1点のみ位相差センサーが動作しますので、ピントリングを回していると「ピピッ」と合焦のポイントを知らせてくれるのです。これはオールドレンズを使う上でピント合わせが楽になります。
明るいファインダー像を見ながら、中心点に目的物を持ってきてフォーカスリングを回して位相差センサーでピントを合わせられるのです。
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ペンタックスデジタル一眼レフ機にKマウントレンズをつけた時の使い方
事前設定
1.レンズを取り付ける
2.本体の設定をする
撮影モードはマニュアル(M)
レンズ横のAF切り替えレバーもマニュアル(M)
3.電源を入れる
焦点距離を入力する。ズームレンズならば大体の中央値を入れておく
なんと手ぶれ補正も効いちゃうんです。オールドレンズで手ぶれ補正もしてくれるというのはボディー内手ぶれ補正の恩恵です。
4.本体の設定をする
オールドレンズにはレンズ情報をカメラに伝える接点がありませんから、その情報がなくてもシャッターが切れる設定にします。
K-S2では設定メニューの最後の方の「絞りリングの使用」を「許可」にします。これは常にONでも特に問題ないので私はずっとその設定にしています。
撮影方法
5.レンズの絞り値を設定する
この時点ではまだ絞り開放状態です。
6.ISO感度を決める
ISO AUTOまではできないので感度の設定をします。
6.ピントを合わせたい対象物を中心に持ってきてシャッターボタンを半押ししながらピントリングを回す。
(シャッターボタンを半押しするのは位相差センサーを作動させるためなのでそれでピントが合うわけではありません)
7.ピントが合うと「ピピッ」と音がしてファインダー内のセンサーも一瞬発光する。
8.ピントがあったらグリーンボタンを押すと一瞬シャッターが切れる。
この時点で設定した絞り値と被写体の周りの露出感度を検出して適切なシャッター速度が決定されます
9.普通にシャッターを切ると設定した露出とシャッター速度で写真が撮れます。
今のフルオートの写真に比べるとなんとも面倒なのですが、今ではこれら一連の操作をコンピューター制御でやってくれています。便利になったのと同時に写真を撮る面白さも少し減った気がします。たまにはオールドレンズをつけて少しかわった写真を撮れるようになるとまた別の面白さが広がるんじゃないかと思っています。
オールドレンズにはまりそう、、
衝動買いをしたこのPENTAX K-S2の意外な側面がわかって、更にオールドレンズを入手すべく参考図書を参考にヤフオクでオールドレンズを既に3本ほど落札してしまいました。既にはまりつつあります。
機会があったらそんな写真もブログにしようかと思っています。
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