先日2年半ぶりに日本からタイへ往復してきたわけですが、検疫が色々とめんどくさくなっていたりして事前準備が結構めんどくさかったです。
反面、その面倒なことをしておくと当日の手続きは意外とスムーズ。
思ったほど混むこともなくスルスルと往復して帰ってきました(笑)
しかもこの2年間で日本の税関も少し改良されたようで、なんと電子化されていました!(笑)
そんな様子をご報告します。
目次
タイへの渡航は7月1日から完全自由化された
筆者がタイへ行ったのは6月下旬。
その当時は外国人の入国に関しては「Tailand Pass」への登録が義務でした。
そのため1万ドル以上の医療保険への加入証明書を取ったりワクチン接種証明書を取得したりと事前に入手する書類がいくつか必要でした。
それを専用サイトで登録してQRコードを発行してもらうのですが、それはまぁスマホでOK。
それなりに楽なのですが、ちょっぴり面倒でした。
それがタイ政府の予告通り(笑)7月1日から外国人のタイランドパス登録も廃止!
ワクチン接種証明書のみで入国が可能になりました!
7月からは自治体が発行してくれる英文の「ワクチン接種証明書」、もしくは接種証明書アプリで発行されるQRコードを入国時に提示すればOKとなります。
もっとも、、最近話題になっているauの通信障害。
そんなときに一番活躍したのがやはり紙(笑)
日常使いはアプリが圧倒的に便利ですが、入国審査などスマホの不具合が発生しないとも限らないことを想定してやはり「紙」での接種証明書の準備はしておいた方が安心でしょう。
医療保険証明は不要になったけどやはり医療保険は入っておいた方が良い理由
医療保険に関しては規定がなくなって不要になりましたが、、タイの医療費ってのは想像以上に高額です。
後述しますが日本へ帰国するときにはPCR検査を受けて証明書を取得しなければなりません。
その際万が一検出されてしまったら、、症状があろうがなかろうが隔離されてしまいますし費用は全額個人負担です。
しかもかなり高額。。
日本にいると国民健康保険のおかげで医療費が激安で済んでいるので勘違いする人もいるかもしれませんが、医療費って高額なんです!
入国書類として必要なくなったとしても最低限の医療保険は確実に入っておくことを強くお勧めします。
日本出国時のカウンターでのチェックは意外と厳密だった
さて6月某日、日本出発時にチェックインカウンターへ向かいます。
久しぶりの国際線出発カウンター。
まだ近距離アジア線の利用客が戻っていないからか早朝のカウンターはガラガラです。
今回のフライトは11:15発のJL31便。
書類のチェックなど時間がかかることを想定して3時間前に空港にやってきました。
とは言うものの、JMBダイヤモンドの恩恵でチェックインカウンターはファーストクラスようなのでその場で即対応してくれました。
エコノミーのカウンターもこの時間はほとんど混んでいませんでした。
チェックイン時に必要だったものそれは、、
・パスポート
・タイランドパス(スマホ画面もしくは印刷したQRコードの提示)
・タイランドパス申請に使用した「入院保険加入を証明できる書類」「ワクチン接種証明書」
タイランドパスが発行されていれば大丈夫、、と言うわけではなく、その元の書類もちゃんとチェック。
割と厳重です。
7月以降はタイランドパスは不要になりますから、タイへの入国要件はワクチン接種証明もしくはワクチン接種していない人はPCR検査陰性証明書だけとなりますので、チェックイン時の確認書類はそれだけになるのでしょう。
タイ入国時はものすごくスムーズだった
飛行機に乗って5時間半でタイ・スワンナプーム国際空港に到着!
イミグレーションが混乱していなけれな良いけれど、、と思ったのですがこれがとってもスムーズ(笑)
むしろ旅客が少ない分以前より混み合うことなくするすると入国することができました(笑)
飛行機を降りてコンコースを歩いて行くと、、
途中にチェックポイントがあってタイランドパスの確認がありました。
ここではQRコードを見せるだけ(笑)
タイランドパスに登録していないと飛行機に乗せてくれませんから少なくともここで通過できない人はいないでしょう。。
これも7月1日から廃止になったのでおそらくチェックポイントそのものがなくなったのでは?と思います。
その後は通常通りの入国審査。
通常の審査と同様に。、、
・パスポート
・入国書類(これも既に一時廃止されているので現在は不要)
・ボーディングパス(念の為)
・タイランドパス
の提示を行います。
ここでタイランドパスのQRコードをピッとスキャン。
チェックが行われます。
いつもの入国審査にタイランドパスが追加されただけで至って普通の審査でした。
7月1日以降はタイランドパスがいらなくなる代わりにここでワクチン接種証明書が必要になります。
スマホのアプリで表示するのもOKのはずですが、必ず必要になるものですから慌てないように「紙」の証明書を取得、もしくはプリントアウトをしておくことをお勧めします。
バンコク病院パタヤでタイから日本への渡航に必要なPCR検査証明書を取得
あっけなくタイ入国ができましたが、数日後に帰国のための書類を取得しなければなりません。
というわけで、滞在先のパタヤの実績ある病院でオンラインで予約をしておいたので当日そこで検査をしてもらいました。
証明書は日本の厚労省が出しているフォーマットそのもので出してくれますのでこちらから何かいう必要もフォーマットの紙を出す必要もありませんでした。
その辺はさすがバンコク病院です。
お値段も3800バーツ(約15000円)近くしますからねぇ、、サービスは良いです(笑)
検査当日はGrabでバンコク病院まで向かうと、そこから電気自動車で駐車場の検査ブースまで移動。
ここはドライブスルー検査場にもなっていて、受付に行くと既に書類や検査キットが用意されていてお鼻と喉をぐりぐり、、(笑)
あっという間に終了しました。
検査結果は翌日e-mailで受け取ることもできますし、私は書面で受け取る方法をせんたくしたので翌日またバンコク病院パタヤにやってきました。
確かにメールの方が便利なのですがここはタイ。。
なんらかのシステムエラーなんか起こったときには途方に暮れるので安全のためにわざわざ紙の証明書をもらいに再来院するのでした。
よほど旅程に無理がある場合を除いて不確定要素は出来るだけ無くしておきたい、、まぁ保険のようなものです。
翌日は同じようにバンコク病院パタヤに再来院して今度は受け取りのため1Fにスターバックスのあるメインの建物の5Fへ。
既に証明書は準備されていたので封筒を受け取ると中には「領収書」「英語の検査証明書」「日本入国用のフォーマットに手書きされた証明書」の三通の書類が入っていました。
それをその場で帰国に必要な「MySOS」アプリに登録!
出発6時間前までに入力しなければならないので忘れないように(笑)
ほどなくMySOSの画面が青くなって検疫事前手続きが完了。
これで飛行機にも乗れるし入国もきっとスムーズ?(笑)
日本へ帰国!スワンナプーム空港でチェックイン
日本入国書類も揃ったし、スワンナプーム空港から日本へのJAL便に乗るためにチェックイン。
通常は2時間前だけど、どうやら書類の確認が長引くため現在は3時間前からチェックイン開始。
もっとも、、JMBダイヤモンドの恩恵でチェックインと同時に手続きが完了(笑)
チェックインの時に確認されたのは、、
・パスポート(当然ですね)
・MySOSの画面(青い画面だけでなくて、ちゃんと詳細画面に遷移するかどうかも確認(笑))
もちろんスクショじゃダメってことですね。
よく考えるとタイでスマホが使えることが大前提になっているので、もし海外ではネットに繋がない!って人やスマホは日本でも使っていません!って人は紙でちゃんとPCR検査陰性の証明書を持参することを忘れずに。
おそらくその辺の確認作業でもめる人がいるのでチェックイン作業が長引くのだと思うのだけど、既にMySOSが青くなっていれば基本いつもと同様のチェックイン作業になるので特に不都合なことは起こりません。
JALのホームページを見るとあのダメダメソフト「COCOA」もインストールするようにと書いてあったのですが、スワンナプーム空港ではそれはチェックなし。
入国時の検疫も特にCOCOAのインストールの有無はどこでも聞かれなかったのでひょっとして不要なのか??
というわけで検疫を通過したのち速攻で削除しました(笑)
あの「COCOA」ってのは正常に動作していないということがわかってから修正されたってのもほとんど聞かないし、正常にアップデートされているのかすらわからない。
さらにいえば「COCOA」で追跡できました!って話も聞いたことがない(笑)
スマホのゴミと化しているようですね、、そんなゴミは早めにクリーンナップが適切です。
日本帰国時はどうなった?これが噂のターミナルを延々歩かされる修行の儀か〜
さて、羽田空港に到着後ですが、ボーディングブリッジが飛行機に取り付けられるもしばらく待機が続きます。
どうやら検疫から指示があるまで降りることまかりならんということらしいのです。
しばらくすると、、「乗り継ぎのお客さんから先に降機ください」とのこと。
これはいつもじゃないのかな?お客さんが通路に溢れているのに乗り継ぎ客が後ろの方から降りるのはこれまた結構厄介。。。
この辺も手順が徹底されていない模様で機内は大混乱でした。。。
到着前からそう言ってくれれば良いだけの話なのに。。。
ようやく飛行機から降りることができたところで目の前にはホワイトボードで簡易的に作られたボードがおもむろに置かれています。
MySOSがない人は左、MySOSが青や緑(PCR検査結果を添付できなかった人)の人は右へ振り分けられます。
ここでスマホの青い画面を係の人に見せると、、
青いプレートを渡されます。
これは検疫の場所を示していて、今回飛行機は146番スポットに到着したのでそこから新しく新設された141番スポットまで誘導されていきます。
あ、これがあの悪名高い意味のない歩かされチェックか。。。
延々と検疫確認会場へ歩かされます。
所々に係の人が立っていて誘導してくれるのですが、それにしても随分歩くこと。。。
検疫場所の141番スポットに到着するとそこにはおそらくバイトの方々がずらっと机を並べて待機しています。
そこでMySOSのQRコードをスキャン!
パスポートと照合して検疫終了です。
照合自体はあっという間なんだけどここまで来るまでに相当歩かされていて、確認後は同じルートをまた歩いて戻る(笑)という意味のないことをやらされます。
検疫が終了した時に青い紙切れを渡されるので、それを見せないと入国審査場に入れません。
この紙があればそのままスルーでいつもの顔認証入国システムで終了です。
それにしてもこれっていつまでやる気なのか、、相当金が掛かっているように見えますし、実際に乗客もわざわざ意味のない検査費用を払わされるので非常に無駄です。
良い加減撤廃してほしいです。
税関が進化していた!なんと顔認証でゲートを通過できる??
到着後延々歩いて検疫を通過、無事に入国できたわけですが実はこの2年間で税関も少し変化が出ています。
それは、、実は一部電子化されました!
下記の7つの空港で入国時の税関審査が電子化されています。
成田国際空港
羽田空港
関西国際空港
中部国際空港
福岡空港
新千歳空港
那覇空港
これが意外と便利。
今まで紙の税関申告カードを帰国時に必ず記入していましたが、それがスマホでできるようになっています。
記載内容は紙の内容と同一です。
アプリをスマホにインストールして紙の税関申告カードと同じ内容を記入するとQRコードが発行されます。
これで準備OKです。
荷物を受け取って税関に行く手前に、、、
こんな感じでブースがあってここでパスポートとQRコードを紐づけます。
ここで左にパスポート、右にスマホで表示させたQRコードをスキャン。
これで後はゲートを顔パスで通過できます。
長蛇の列に並んで係官にパスポートを渡してジロジロ見られる、、ってのがなくなりました(笑)
これはまだ使う人が少ないからなのか長蛇の列でチェックを待っている人を横目にささっと通過できるってのはとても快適でした(笑)
是非お試しを。
まとめ
2年半ぶりにタイを往復してきました。
年初と比べておそらく随分検疫が簡略化されたのだとおもいますが、それでも日本に戻ってくるために現地でPCR検査を予約したり日本独自のフォーマットで証明書を発行してもらったり、、結構手間暇とお金がかかります。
もっとも、フォーマットはなんでも良いことになっているのですが、検査方法の規定が厳格すぎるので一般の人にとってはとても分かりにくく、検査を受けてもそれが日本政府が要求している検査方法なのか普通わかりません!
そうなるとやはり厚労省発行のフォーマット通りに記入してもらうしか安全な方法がないってのが真相です。
本当に止めなければならない時にザル検疫で、もう良い加減に開国しているよ〜って時に厳格なルールで運用している、、まさに真逆なことをやっているわけなのでワクチン接種者はフリーパスにするなどタイや欧米並みに開国して欲しいと切に願います。
初めまして、ランキングから来ました。
海外旅行にもう3年近く行けてないのでそろそろ本当に行きたいと思っていて出入国について気になっていました。
とても参考になりました!ありがとうございます^^
こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます。
出入国は渡航先にもよりますが書類さえそろえば意外とスムーズに通過できました。
その書類の中でも現地のPCR検査結果取得の段取りさえミスらなければ意外と楽でした。
早くこんなこと廃止してもらいたいのですが、、まぁもうしばらく続きそうですね。