2018年年初からキャセイパシフィック を使って香港・ホーチミン・台湾を周遊したわけですが、2週間の行程で3都市でストップオーバーをかけたにも関わらず航空券の値段は47000円で諸税などを入れると6万円ちょっとでした。
もちろん予約変更やキャンセル時のリファウンドが条件付きチケットです。
通常のノーマルチケットであればキャセイパシフィック 搭乗時も同じワンワールドのJALにマイルを積算することが可能なのですが、このような格安チケットでは「積算率0%!」つまりマイルがつかないのです。
よく調べると今回購入したチケットは、JALに積算させようとすると0%なのですが、キャセイパシフィック のマイレージプログラム「アジアマイル」につけると100%加算のチケットでした。
どうせ積算されないJALにつけるよりキャセイパシフィック のアジアマイルにつけた方がお得ですね。
しかしふと疑問が湧きます。
「ステータスを持っていないキャセイパシフィックのアジアマイルに積算する時に、JALで取得したワンワールドステータスの特典は受けられるのだろうか、、、、」
「JALのステータスカードを使用した時点でマイルはアジアマイルに積算ってできるのかな?」
要はいいとこ取りなので、こんな複雑なことが可能なのだろうか、、、と出発前は思っていましたし、やはり同じ疑問を持っている方が「そんなことは可能なのでしょうか?」と旅行記にコメントをくださいました。
結論から言うと「可能」です。
ただし、ちゃんとステータスカードを携帯することが大前提となります。
今回の周遊旅行でマイルの加算状況とボーディングパスの記述に若干の違い(個性?)がありましたが、全行程無事にアジアマイルに積算されましたし、どの空港でもJALのワンワールドステータスが有効でした。
その内容をご紹介します。
目次
ワンワールドステータスカードを携帯することは必須
大前提としてJALのJGCを取得されたり、JMBサファイヤ、JMBダイヤモンドなどを取得された方は必ずステータスカードがお手元にあるはずです。
もしくはJGCに入会されてJGCのクレジットカードがお手元にある方も必ずこんなカードがあるはずです。
クレジットカードではひょっとしたらJALに搭乗時は問題ないかもしれませんが、ワンワールドステータスの記載がないので他の航空会社ではステータス特典が受けられない可能性が大きいです。
ですから「JGCのクレジットカードではなくステータスカードを携帯することは必須」です
今回の旅行でキャセイパシフィック の搭乗クラスは?
「搭乗クラス」って何?エコノミーだけど?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、航空券は完全なヒエラルキーが確立していまして(笑)同じエコノミーでも支払う料金に応じた付帯条件が違うチケットが数多く存在します。
今回のチケットは、、
eチケットには必ず「Class」という表記があります。
これが正確なチケットの予約クラスと言うことになります。
今回の旅行では「V」クラスを利用したことになります。
キャセイパシフィック のクラスの種類
これだけの種類があります。これは航空会社によって違います。
「エコノミークラス」という括りでも10種類の運賃があると言うことです。
さて、ここからが問題です。その予約クラスでマイルがつくかどうかは航空会社で異なります。
予約クラス | 積算マイル |
Y, B, H, K.M, L, V | 100% |
S, N, Q | 25% |
一番安いスーパーエコノミーセーバーはアジアマイルでも加算率は0%です。
今回の旅行はクラス「V」なので積算率はアジアマイルに加算する場合は100%になります。
キャセイパシフィック 搭乗時のJALへのマイル加算率
惜しい!クラス「V」はぎりぎり加算外です。
マイル加算ができないと言うことは、FOP(フライ・オン・マイル)の積算もないと言うことなので、JALにマイルをつけるということ自体が無意味になってしまいます。
と言うわけで、今回はJALのワンワールドステータスを利用しつつ、クラスVの航空券のマイルはキャセイパシフィクのアジアマイルに加算すると言うことをやってみました。
チェックインはビジネスカウンターでマイル加算を念を押しておきましょう
チケットの種類に関わらず(どんなに安いチケットでも)ワンワールドステータスを持っている場合はステータスカードの提示でビジネスクラスカウンターの利用が可能です。
これが意外と長蛇のエコノミークラスの列に並ばなくて良いので旅行が楽になりますので便利なんです。
チェックインカウンターでステータスカードを提示して「マイルはアジアマイルにつけてください」と行ってアジアマイルの番号を言いましょう(もしくはスマホのデジタルカードを提示)
え、JALじゃないの?と言われることもありますが、JALに加算すると0%ですからねぇ、、
お願いした後で搭乗券をよく見るとカウンターの対応で色々と不思議なことが起こっていることがわかります。
成田空港のキャセイパシフィック チェックインカウンターの場合
CXAM(キャセイパシフィック・アジアマイル)の番号が入ります。
優先レーンとラウンジはステータスカードでお願いしますね〜と言われます(笑)
というわけで、成田空港のプライオリティレーンやJALファーストクラスラウンジも優先搭乗時もJALのステータスカードを提示することになります。
ここに「JL/EMERALD」の文字が入るとステータスカードを提示しなくてもボーディングパスだけで認識されるのですが、CXAMだけではワンワールドステータスがわからないからです。
香港国際空港のキャセイパシフィック チェックインカウンターの場合
成田空港と同様です。
ボーディングパスにはCXAMと書かれていますので、アジアマイルにマイル加算になっています。
優先レーンは香港はありませんので、ラウンジ利用だけですが、ここでもJALのステータスカードを提示することで問題なくキャセイパシフィック ファーストクラスラウンジを使用することができます。
ホーチミン空港のキャシパシフィックチェックインカウンターの場合
ホーチミン空港から香港経由で台湾まで乗り継ぐのですが、ここではちょっと違うことが起こります。
マイレージの記述が「JL/EMERALD」になっています。
ちゃんとマイルはアジアマイルに付けてね〜とお願いしたのですが、若干不安がよぎります。
ただし、後日確認したところちゃんとこの路線もアジアマイルに加算されていました。
台湾桃園空港のキャセイパシフィック 航空チェックインカウンターの場合
台湾から成田への帰国便ですが、ここは少し大技です。
印字では「CXAM(キャセイパシフィック アジアマイル)」になっていますが、その横に手書きで「JL EMRD」とデカデカと手書きで書かれました。
あ、こんなんでいいんだ、、まぁわかればいいんですけどね〜
でも、これだったら誰でもEMERALDになるんじゃない?(笑)
とちょっと疑問に思ってしまいましたが、まぁラウンジでも一応ステータスカードを出したので、この手書きの搭乗券だけで特典が受けられるかどうかは試していません。
今回の全ての行程の積算マイルは5550マイルがアジアマイルに加算されました
今回は3カ国を周遊したのですが、後日ちゃんと積算されたか確認したところ、、
全行程無事に積算されていました。
今回はアジアマイルに積算できる運賃でしたが、キャシパシフィックのマイルに積算されない一番安いクラスのチケットでもワンワールドステータスは有効で、その際には素直にJALのマイレージ番号を入れていればチェックインの際にボーディングパスに「JL/EMERARD」の印字がされますからそれ以降はボーディングパスの提示のみで色々な特典を受けることができます。
今回取得したマイルは微々たるものですが、「マイルの基本はチリも積もれば山となる」です。
貰えるものはもらっておいてもし役に立つことがあれば使えば良い話ですから、とりあえず加算しておきましょう!
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