タイ国際航空のHPでバンコクーチェンマイを予約したのですが、ほとんどが別の格安ブランドのタイ・スマイル便になってしまっています。これがくせものです。
タイ国際航空のHPからコードシェア便としてTG(2***)の便名が付いているので、当然扱いはスターアライアンス準拠の扱いになると思っていましたがそうではありません。
タイ国際航空のマイレージ会員であるロイヤルオーキッドプラス(ROP)会員以外の会員の方は何のメリットもありませんし、基本がLCCと同等ですので別航空会社への国際線乗り継ぎ手続きもできません。(荷物スルーチェックインも当然できません)
今回空港カウンターでその事実に初めて気がついたので一体どうなっているのか調べてみました。
目次
タイ・スマイル(THAI Smile)とは
タイ国際航空の格安ブランドの一つです。完全子会社ではないものの、タイ国際航空でもない。その中途半端さが事態をややこしくしています。
タイ国際航空のHPで購入できます
タイ・スマイルのHPからも購入できますが、タイ国際航空のHPからも購入できます。
例えばANAのHPからANA便としてANAの便名が付いている(コードシェアをしている)ソラシドエアーとかエアードゥーとかのフライトを買うのと同じ感覚で購入できます。しかし!その扱いは全く違うものです。
ANA便としてソラシドエアー、エアードゥー便を購入した場合はあくまでANA便なのでANAのカウンターでチェックインできますし、スターアライアンス会員としてのANAのサービスが受けられます。
反面、タイ国際航空のHPで購入したタイ・スマイル便はいくらタイ国際航空の便名が付いていたとしても、タイ国際航空が代行販売をしたようなもので、スターアライアンス会員としてのサービスは受けることができませんし、搭乗手続きもタイ国際航空のカウンターではなくタイ・スマイルのカウンターに行くしかありません。
タイ・スマイルはスターアライアンスに加盟してはいません
タイ・スマイルはスターアライアンスに加盟していませんので当然タイ・スマイル便はどの運賃でもスタアラ加盟の航空会社のマイルに加算はできません。タイ国際航空のHPから購入したTG2***のコードシェア便でも同様です。
タイ国際航空とは全く別ものでスタアラに加盟していないので当然スターアライアンス会員サービスとは無縁です。タイ国際航空のチェックインカウンターもラウンジも使えません。
マイル加算やラウンジサービスを受けたいならばROPしかない
スターアライアンスとしてのマイル加算やラウンジサービスはないのですが、タイ国際航空のマイレージサービス ロイヤルオーキッドプラス(ROP)であればマイルの加算や上級会員向けのサービスが受けられます。このあたりがややこしくなっている元なんですね。
つまり、スターアライアンスゴールドは何の恩恵もありませんが、ロイヤルオーキッドプラスゴールドメンバー以上であればマイル加算やラウンジサービスが受けられるのです。
タイ・スマイル便の座席指定はどうするのか?
購入後に座席指定をしようした場合も注意が必要です。タイ国際航空のHPからは指定できません。
タイ国際航空から購入したとしてもタイ・スマイルのホームページに行くと指定できるのです。
これもまた不親切極まりないです。
タイ・スマイル便から他航空会社への乗り継ぎはできない?
これは重要です。国内の空港からバンコク乗り継ぎで国際線へスムーズにできるかどうかは重要です。
今回はチェンマイからバンコクまでの国内区間のみでしたが、色々と調べてみるとどうやら乗り継ぎも危ういようです。
参照HP
参照HPではタイ国内からタイ・スマイルでバンコクへ、そのままANAの深夜便に乗り継いで行けるはずだったができなかった!ということらしいのです。
乗り継ぎに関してANAのオススメは、バンコクエアウェイズを使うことのようですね。
初めからLCCの認識であれば乗り継ぎにそれなりの余裕を見ますが、タイ・スマイルがタイ国際航空と同じだと考えてしまうと危ないです。
(2020年3月25日追記)タイ・スマイル、スターアライアンスのコネクティングパートナーになって乗り継ぎがスムーズに!
今まで不便極まりなかったタイスマイルですが、スターアライアンスのコネクティングパートナーとなって荷物スルーなど利便性が格段に向上しました。
2020年2月25日にタイスマイルがスターアライアンスのコネクティングパートナーとして参加したことが発表されました。
他のスターアライアンス加盟航空会社との乗り継ぎ時のスルーチェックインやスルーバッゲージなどが利用できるため利便性が格段に向上しました!
しかも!スターアライアンスのマイレージステータスに応じた特典を受けることにできるようになったので今まで不便だったところが解消されました。
というは、、スターアライアンス加盟とコネクティングパートナー加盟ってどう違うんだ、、というか、じゃタイ国際航空のままでよかったんじゃない?(笑)とも思えるのですが、微妙な違いなんでしょうね。
タイ国際航空との相性だけは良い?
今回友人がUAのマイルを使ってスターアライアンス特典航空券でチェンマイまでやってきました。その時の旅行日程がこんな感じです。
東京→(タイ国際航空)→バンコク
(バンコク12時間滞在)
バンコク→’(タイ・スマイル)→チェンマイ
バンコクでは24時間以内の滞在ですから乗り継ぎ扱いです。ただ、バンコクでのチェックインではタイ国際航空のチェックインカウンターでチェンクインしたとか、、、一続きのチケットで購入するとタイ国際航空便として認識されるようです。
まぁ確かにチェンマイまではスターアライアンスの特典航空券なのでスターアライアンスのサービスを受けられないとおかしいか。。この辺も妙にねじれているような気がします。
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(追記)タイスマイル(Thai Smile) 受託荷物重量オーバーの際の料金
コメントで受託手荷物の重量オーバーの際の料金についてのコメントがありました。
ちょっと調べてみると結構細かく規定されています。
エコノミークラスに相当するSmile classで20Kg、ビジネスクラス相当のSmile Plusで30kgです。
さらにこれを超過した場合は行き先に応じて1Kg辺りの料金が規定されています。
バンコクベースですから、バンコクから各都市へ飛ぶ場合の料金が事細かに決まっています。
例えばバンコクーチェンマイの場合、5Kgほど超過してしまった場合は5Kg×60THB=300THBとなります。
USDやマレーシアMYRなど各国の通過で表示してありますが、まぁタイバーツで支払いした方が少しですかお得なような気がします(為替次第ですね)
国際線なども含めた全ての路線の受託手荷物の規定はこちらのタイスマイル公式HPのリンクをご参照ください。
また、リンクの元リンクであるタイスマイル無料、有料受託荷物に関する規定はこちらをご参照ください。
下の方に小さく「Excess Baggage Charges」のリンクがあります。
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まとめ
タイ・スマイル便はそこそこ安くて荷物の重量制限も厳しくない(20kgまでOK)のですが、LCCほどの割り切りもなく全てが曖昧で中途半端な感じがします。
さすがはタイです、、何事も中途半端なのでタイ国際航空の資金繰りも悪化しているんでしょうね。
日本からタイまで来て乗り継ぎで他の都市に行こうとした場合は安全のためバンコクエアウェイズをお勧めします。
というか、他の国内線航空会社がLCCだけなので、タイ国際航空便がこうなってしまった以上まともに機能しているのはバンコクエアウェイズだけでしょうね、、
若干チケットは高いですがその分サービスはすごく良いです。
タイスマイルエアーでの受託荷物重量リミットは20㎏ですが、超過重量に対しての金額を知りたいです。
こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。
下記のアドレスに超過料金の詳細が記載されています。距離によって1Kg単位で超過料金を取られるようです。タイの航空会社にしては結構細かいですね。
http://www.thaismileair.com/gallery/Baggage/EXBAG_EN.pdf
ちなみにこの超過料金表は下記のバッゲージポリシー内の下の方に超過料金リンクが小さーく書かれています。
ご参考までに。
https://www.thaismileair.com/en/BaggagePolicy