今回は今年初めて導入されたJAL SKY SUITEIIIを体験したくて導入便をわざわざ調べて予定を組みました。
バンコク線とハワイ線は昔からボロ機材しか回って来なくて、最新の機材は全て長距離線にしか入りません。
ようやくバンコク便もフルフラット化になったので早速体験してみました。
JAL SKY SUITE IIIはフィッシュボーン型の座席でビジネス客を意識してかかなり個室感覚が強くなっています。
雑誌などのレポートではもちろん良いことしか書いてないのですが、実際乗ってみた少し辛口の感想になります。
実際CAさんと話していてもやっぱしお客さんの評判は今ひとつとか(笑)
旅行期間 2016/07月
エリア タイ(バンコク)
テーマ 市場、街歩き。食べ歩き
・Vol.2 羽田空港 キャセイパシフィック航空ラウンジ潜入記
・Vol.3 日本航空 JL31 羽田 -バンコク SKY SUITEⅢ搭乗記
・Vol.4 日本航空 JL31羽田 -バンコク ビジネスクラス機内食
・Vol.5 The Westin Grande Sukhumvit 宿泊記
・Vol.6 BTSトンロー(Thong Lo)駅周辺を散策。「あんまや」でマッサージとFiftyfifthで夕食
・Vol.7 メークロン線路上市場へGO1 バンコクから日帰りででAmphawa Floating marketとメークロン線路上市場を楽しむ方法
・Vol.8 メークロン線路上市場へGO2 日本ではありえない面白市場と迫り来る電車に圧倒される
・Vol.9 スワンナプーム空港 キャセイパシフィック航空&日本航空ラウンジ体験記
・Vol.10 日本航空 JL32 バンコク-羽田 ビジネスクラス搭乗記
1日目
羽田空港JALファーストクラスラウンジで朝食。
キャセイパシフィック航空ラウンジで軽食を食べる
日本航空JL31便でバンコクへ。The Westin Grande Sukumvit泊
2日目
メークロン線上市場まで初ロッティで行ってみる。電車は大迫力。
3日目
キャセイパシフィック航空ラウンジで夕食
日本航空 JL32で帰国したけれど、乗り継ぎで那覇へ!(To be continued)
目次
ようやくバンコク線もフルフラット化
世の中のビジネスクラスはフルフラット化に向かっています。
食事やお酒も良いのがあるに越したことはないのですが、とにかく足を伸ばして到着地まで行けるのが身体的に楽です。
ただ、今までのシートは一応足を伸ばせるくらいになってきていたのですが、今ひとつ不満だったのは足が上げられないことでした。
リクライニング角度はそこそこでも足が上げられた方が楽なんです。
JALも長距離路線は随分前からフルフラット化になっていますが、ようやくバンコク線にも導入です。
バンコク線とハワイ線は黙っていてもお客さんが乗るからなのか、座席が足りないのか、サービス競争がそれほど激しくないからなのか、収益率が低いからなのかどうかは知りませんが、昔から他の路線で使われていた古い機材が使われます。
長距離には最新式を、バンコク、ハワイ線はそのお古ですね。
ようやくフィッシュボーン(ヘリンボーン)タイプでフルフラットシートが導入されたので是非体験してみたくてこの便を予約してみました。
ゲートは146番。丁度メインターミナルを一番端まで行ったところにあります。
動く歩道もありますがちょっと遠いです。
ゲートの前にはカフェ146というのもあります。
もう少しネーミングを考えられなかったのでしょうか、、安直です。
さて、出発です。
離陸!
2016年7月 JL31 羽田-バンコク B777 羽田空港離陸
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JAL SKY SUITE Ⅲ座席
座席は1-2-1の配列で窓側は全て一人がけの席で全席そのまま通路に出られるようになっています。
座席の感想を一言で言い表すと「カプセルホテルみたい」です。
プライバシー保護で座席の周りは壁で覆われているのですが、「個室感覚」といえば確かにそうなのですが、両脇が壁に囲まれているので圧迫感があります。
座席に入るところが狭すぎる。
私は日本人標準サイズだと思うのですが、それでも正面を向いて入れません。
ちょっと横向きになって足を通す感じでしょうか。
海外の大柄の方だとちょっと大変だと思います。
まして天井の荷物入れが空いている場合はまるで茶室に入るかのようです。
飛行機の構造上仕方がないとはいえ出発準備は結構大変です。
窓が遠い、、、
窓側座席からゆっくりと窓の外を眺めながらの飛行機旅行は最高です。
ただ、、この座席は窓が異様に遠いんです。
それもそのはず。
窓側に足を向ける形で斜めに座席が配置されていますので必然的に体が窓から離れます。
逆にすると通路を向いてしまいますので、人の目を気にする方は気になりますので、プライバシーを考えるとこれでも良いのでしょう。
CAさんも食後に窓を閉めて回るときに長い棒を持ち出して窓を閉めて回っていました。
お客さんの上を覆うようにして手で閉めて回るのはお客さんに失礼だということですが、なんか大変そうです。
ただ良い面としては窓と座席の間にスペースがありますので、その上に雑誌やタブレット、充電まわりの小物がおけますので大変便利です。
テーブルの開け閉めがうるさい。
横にぱたーんと倒れてくるテーブルがあります。
引き出し式に比べてテーブルセットがしやすいのですが、片付ける時に軽々とテーブルは持ち上がるので勢い余ってバタン!と締まりやすいです。
丁寧に閉めましょう(笑)
テーブルのあるところは前の方の頭の上方です。後ろの人のバタンバタン閉める音がうるさかったです。
座席脇の小物入れ
これは便利です。
ヘッドフォンとか散らかりやすい小物を入れておけます。
ただしこれも開け閉めが結構硬いのでバッタンバッタン大きな音を立ててしまいます。
飛行機の安全面から結構頑丈なロックが必要なのだと思いますが、普通の力では締まりません。
留め金を手で引いてゆっくり閉めるか勢いをつけてバターンと閉めるしかないのです。
フルフラットにしてしまえば快適そのものです。
寝てしまえば快適です。
ただし、、、右側のシートベルト金具が安全上の問題だと思いますが柔軟性がなさすぎで体にフィットしません。
はっきり言って邪魔なんです。
従ってかなり緩めにしてこの硬い部分を体の横側に倒して使うようにするのですが、これって逆にシートベルトの機能上安全面ではよくありません。
なんでこんな硬いのにしちゃったのかなぁ。
コントローラーの動きが遅い、、
簡略化したようで、「倒す」か「起こす」の二つしかありません。
細かく足だけあげたりはできないのです。
もっとも足は前方にオットマンがありますのでそれに乗せてしまえば別に良いのですが、このシートの動きが遅い。
しかもずーっと押していなければならないので少しめんどくさいです。
以前は「お食事モード」「リラックスモード」「ベッドモード」などがあってボタンひとつでその位置になったのですがそれがありません。
足元広々
新しいシートで粗探しをしてしまいまいたが、ベッドにした時の長さは十分で足がつっかえることはありません。
ここはかなり広く作ってあります。
幅はあと3cmほど広いとできるのですがこれ以上贅沢は言いません。
ですので、シートを倒して寝てしまえばかなり快適な空間になります。
新しいビデオシステム
大型モニターはタッチパネルです。
システムが新しくなったのか侵入経路も正確に見れますのでどこを飛んでいるのか一目瞭然です。
なのでせっかくだから窓を近くに!(笑)
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総論
フルフラット化をして座席数を減らさないようにこのような形になったのだと思いますが、ちょっと詰めすぎた感じが否めません。
せめて座席からの出入りをあと5cmほど広げてもらうと楽に移動できると思います。
斜めが気持ち悪いというお客さんもいるそうですが、私は別に違和感はありませんでした。
ちょっと狭い場所はありますが、寝てしまえば快適です。
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