今回は混雑を避けて、少しマイナーな紅葉スポットを巡っていましたが、旅の最終日は王道中の王道・京都の人気観光地「東福寺」へ。
さすがは京都屈指の紅葉名所、訪日外国人(インバウンド)の方々がたくさん。特にアジアからのお客さんが多い印象でした。
名勝・通天橋から見下ろす「洗玉澗(せんぎょくかん)」の紅葉はまさに絶景で、京都の紅葉旅の締めくくりとして最高でした!
旅行期間 2023/12月
エリア 京都
テーマ 旅行
・Vol.1 全日空 ANA15 羽田 – 伊丹 搭乗記 羽田から伊丹へ 秋の京都へ向かう空の旅
・Vol.2 コスパ重視で快適!京都ユウベルホテル宿泊記【地下鉄アクセス良好&大浴場付き】
・Vol.3 「ひかりの京都」北野天満宮の幻想的なライトアップと紅葉を満喫
・Vol.4 京都嵐山Part1 静寂の京都・宝筐院で楽しむ紅葉散策|秋の嵐山観光レポート
・Vol.5 京都嵐山Part2 嵐山ぶらり紅葉さんぽ|静けさの二尊院とにぎわう野宮神社
・Vol.6 東福寺の紅葉に感動!通天橋の絶景と庭園で楽しむ京都の紅葉散策
・Vol.7 晩秋の京都旅を終えて~全日空 ANA38 伊丹-羽田 搭乗記〜
(旅程)
(往路)
ANA15 HND(08:00) – ITM(09:10)
(復路)
ANA38 ITM(19:00) – HND(20:10)
東福寺に行ってみた
今回の京都訪問は別件がメインでしたが、秋の紅葉を見逃す手はない!ということで、観光の合間に少しずつ紅葉名所を巡っていました。
最終日には少し時間が空いたので、紅葉シーズンには多くの観光客でにぎわう「東福寺」へ行ってみることに。
京都五山のひとつ、東福寺は九條道家が創建した臨済宗の名刹。
国宝に指定された三門や、重森三玲の手による本坊庭園など、見どころ満載のお寺です。
東福寺の名前はよく耳にしていたものの、訪れるのは実は初めて。
地下鉄の駅から歩いて向かう途中でも、アジア圏からの観光客の姿を多く見かけました。
大型観光バスで乗り付けて来る方も多い様子。
紅葉の名所・通天橋だけでなく、せっかくなので境内もじっくり見て回ることに。
東福寺 本坊庭園を散策
まずは東福寺本坊庭園からスタート。昭和の作庭家・重森三玲が手がけた名園は、国指定名勝にも登録されています。

東福寺 本坊庭園 南庭
南庭には、石と白砂で表現された独特な枯山水の世界。
蓬莱神仙思想をモチーフにした石組は、重森三玲が生み出した斬新な表現方法のひとつです。
東西南北に4つの異なる趣を持つ庭園で構成されており、どこを切り取っても絵になる美しさ。
中でも南庭は、石だけで構成された「四神仙島」の意匠が特徴的。
立石と横石のバランスが見事で、まるで静かな詩を感じるような空間です。

東福寺 本坊庭園 南庭
奥に見える築山は“京都五山”を表現しているとされ、苔と白砂の直線的なラインが印象的。
作者重森三玲の独自の感性が光ります。
苔と白川砂で描かれた斜めのラインもまた見どころ。
遠州流の影響を受けたこの構成が、次の庭園への導線にもなっていて非常に計算された設計だと感じました。
国宝の山門は人気が無かった(笑)
境内を歩いていると、ひときわ目を引く巨大な門が登場。これが国宝・三門です。

東福寺 三門
大仏様式の荘厳な三門は、室町初期に再建されたもの。
扁額『玅雲閣』は足利義持の筆によるものです。
でも、周囲に観光客はまばらで意外と静か……。
あれ、こんなに立派なのに人気がない?(笑)

東福寺 三門
極彩色の仏画が描かれた楼上内部は非公開のようですが、外観だけでも圧倒される美しさ。
静かな境内でしばしその佇まいに見惚れてしまいました。
保存状態もとても良く、風格のある佇まいでした。
名勝 通天橋から見る紅葉は格別だった
さて、東福寺の紅葉といえば通天橋。やっぱりここは外せません!

東福寺 通天橋
通天橋は本堂と開山堂をつなぐ回廊橋。
眼下に広がる洗玉澗の紅葉は、まさに圧巻の景色です。

東福寺 紅葉
紅葉のピークは過ぎつつありましたが、それでも見応えは十分。

東福寺 通天橋
あ、あれが通天橋か。

東福寺 通天橋
別料金を払うとあそこから渓谷を見渡すことが出来るので行ってみることにします。
そこから見た景色がこれです。

東福寺 通天橋
色づいたカエデが谷間を彩り、巨大な箱庭を見ているような眺めにしばし時間を忘れました。
色とりどりの木々が織りなす景色は、まさに京都屈指の紅葉ビュー。
秋の終わりにふさわしい絶景が広がっていました。
別料金がかかりますが、通天橋からの景観は一見の価値あり。
京都紅葉散策のフィナーレにふさわしい、記憶に残る風景でした。
まとめ
東福寺は「紅葉の名所」としてよく知られていますが、庭園や国宝の建築も含めて、じっくり楽しめる見どころが詰まった場所でした。
混雑を避けながらも、しっかり京都らしい秋を堪能できて大満足!
次はもう少し早い時期に訪れて、真っ盛りの紅葉を楽しんでみたいですね。
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