余市駅から徒歩数分のところにニッカウヰスキー余市蒸溜所の入り口があります。
その門を入っただけで、、広大な大自然が広がります(笑)
無料の見学ツアーはあっという間に埋まるので今回確保できたのはラッキーでした。
ツアーが始まる1時間半ほど前に到着したのですが、ツアーが始まるまでは中を散策できます。
お昼ご飯がまだでしたが蒸溜所の中にレストランもあってとっても美味しいご飯を食べることができました。
駅前の海鮮屋さんに並ばなくて良かった(笑)
ジャパニーズウイスキーの歴史も知ることができたし美味しいご飯も食べれた、何より最後に美味しいウイスキーもちょっとだけ飲めたってのが良かったです(笑)
こんな駅近だとは思っていませんでしたが(地図を見ていなかった、、(笑))予約さえ取れれば札幌から日帰りで十分行けますのでまた来ても良いかなぁ〜と感じました。
旅行期間 2024/6月
エリア 北海道・福島・宮城
テーマ 大人の休日倶楽部パス・観光
・Vol.1 一気に北海道へ!登別温泉を散策
・Vol.2 札幌でお寿司を堪能!南小樽・魚松旅館宿泊記
・Vol.3 小樽散策で寄り道三昧!ルタオの本店カフェは微妙?デニッシュが意外な朝ごはんに
・Vol.4 ニッカウヰスキー余市蒸留所見学レポート
・Vol.5 列車で釧路へ直行!6時間の旅とコンフォートホテル釧路宿泊記
・Vol.6 釧路から日帰りで行く!日本最東端・納沙布岬で絶景を堪能する
・Vol.7 釧路から帯広へ!豚丼と温泉、朝食が美味しいホテルムサシ宿泊記
・Vol.8 帯広から福島県飯坂温泉へ!特急と新幹線で巡る9時間半の鉄道旅
・Vol.9 飯坂温泉ひろすけ旅館で温泉と美味しい食事を堪能!静かな街歩きも楽しめる温泉旅
・Vol.10 飯坂温泉で熱めのお湯を楽しむ!鯖湖湯と波来湯の温泉巡り
・Vol.11 飯坂温泉旧堀切邸で味わう横溝正史ワールド!足湯と美しいライトアップも堪能
・Vol.12 仙台では牛タンに縁がなかった、、仙台で偶然発見!絶品つけ麺!
・Vol.13 ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所への長い道のりと見学体験〜1月のリベンジを果たして〜
目次
ニッカウヰスキー 余市蒸溜所に行ってみた
今回の旅行のメインの一つ、ニッカウヰスキー余市蒸溜所に到着しました。
余市駅から門までほんの数分。
とっても便利な場所にあります。
場所を地図でよく確認していなかった、、こんなに近かったなんて(笑)
ガイドツアーは本日終日満席。
というか、4週間先までの予約を受け付けているのだけどすぐに埋まるので予定したらすぐ予約!が鉄則です。
今回は14時からの枠が取れたのですが、予約時間前でも予約している人は中に入れます。
予定より早くいくと受付でこんな紙をもらいます。
これを使うと敷地内に入れてギフトショップやレストランへ敷地内を突っ切って行くことができます。
予約のないお客さんはギフトショップやレストランを利用することはできるのですが、別の入り口から入ることになって、工場敷地内には入ることができないのです。
広大な土地ですがちょこちょこ風景に邪魔にならない程度(笑)に警備の方がいてしっかりエリアを区分しているようです。
ということで、予約の時間まで1時間半ほどあるので蒸留所内を散策します。
ビジターセンターにロッカーがあるので荷物はそこに置いていきます。
敷地内はすごく綺麗に整備されていて煉瓦造りの歴史ある建物が建ち並んでいて映画のセットのようです(笑)
奥にポツンとある建物、それは、、、
これは重要文化財の旧事務所。
創業者・竹鶴政孝氏の執務室として1934年7月に建てられたものです。
ちゃんと残っているってのが素晴らしいです。
ガラス越しに中を見ることができます。
こじんまりとした室内ですが当時の雰囲気そのままに残っています。
とりあえず敷地の中を通過していくとニッカウヰスキーのミュージアムを発見。
ニッカウヰスキーの歴史が語られている場所ですが、奥の方には有料のテイスティングバーがあって有料ですが貴重な原酒なども味わうことができます。
ウイスキー好きにはきっと天国のような場所でしょう(笑)
最近日本のウイスキー人気でめちゃくちゃ高いですからね〜
その横には竹鶴政孝の銅像だったり記念公演だったり。。
晴れた日に散策するのにとても気持ちの良い場所です。
で、ここは見学者じゃなくても入れるお土産屋さん。
ここには余市蒸溜所限定のウイスキーが定価で購入できます。
おひとり様1本まで!となっていますが(笑)せっかくなので購入して、、宅急便で送っちゃいました。
今日のお昼はRita’s Kitchen でちょっと豪華に!
そうそう、今日はお昼ご飯を食べ損ねていました。
なんか今回は電車の時間が迫っていたり滞在時間が本当に短時間だったりでご飯をゆっくり食べるってことができていませんでした。
蒸留所の受付で一応中にレストランがあることは聞いていたので早速言ってみることにしました。
お土産屋さんの横にはレストランがありました。
今日はここでお昼を食べることにします。
よかった〜お昼ご飯難民にならなくて。
ちょっと高級そうなレストラン(笑)
どんな感じでしょうか。
メニューもなんだか重厚(笑)
とてつもなく高かったらどうしよう(笑)
なんか結構ボリュームのある美味しそうなチキンの丸焼きのハーフで1560円。
そんなべらぼうに高いわけでもなくなんか美味しそうなのでこれにしようかなぁ。。
お酒のおつまみになりそうなソーセージとかチーズとかも800円ぐらいでとってもリーズナブル。。
あ、ここはニッカウヰスキー(笑)
そりゃもういいお酒があったら美味しいおつまみは当然ですよね(笑)
もうお酒好きにはたまらないレストランじゃないかと思います(笑)
こちらにはサンドイッチやパスタなどの軽食が並びます。
どれもこれも美味しそうで目移りします(笑)
デザートと、、もちろんハイボール(笑)
そりゃそうだ、ここはニッカウヰスキー(笑)
美味しいものには美味しいお酒が必要!ということでもちろんここで生産しているウヰスキーの原酒が楽しめます。
メーカーならではの一番美味しい飲み方の提案?って感じのカクテルも用意。
一応ビールやワインもありますが、、まぁここではウイスキーが良いでしょうね(笑)
あ、なんかお店の名前のついたスペシャルコースなんてのがある(笑)
メインとスープとパンとサラダと、、デザートまでついている!
お値段3500円だけどこれがいいんじゃない?
と、即決でこれにしました(笑)
シャケも美味しそうだけど麥ブタのローストってのにしてみました。
ただ見学時間が迫っていて(笑)ちょっと気になったので、、
今注文して50分ぐらいで食べられるのでしょうか?と従業員の方に聞いたところ、、インカムで確認してくれてOKになりました。
この辺りは午前中の小樽のル●オのカフェのぐだぐだ加減とは真逆で、入店から注文、提供が非常にスムーズでプロの接客のお仕事を見た感じがして気持ちよくご飯を食べることができました。
まずはスープとパン、サラダがきました。
このスープ、野菜がたくさんでなかなか美味しい。
バゲット美味!(笑)
今日はなんか随分贅沢している気分になります。
そんなに高いわけではないんですけど(笑)
メインがやってきました!
うん、とっても美味しい(笑)
ジューシーで程よいか見応えのある豚のロースト美味しい!
よかった、駅前の海鮮屋さんに並ばなくて。
最後にコーヒーとデザートで締めです。
ちょうどこの時点でガイドツアー出発の20分前。
本当にぴったりにご飯を食べ終わってガイドツアーに行くことができました。
ニッカウヰスキー余市蒸留所ガイドツアーに参加してみた
レストランから敷地内を散歩してビジターセンターに到着。
時間ぴったり(笑)
ガイドツアーに出発です。
ビジターセンターではビデオ上映など全体の流れの説明があって敷地内に出発!
今回びっくりしたのは「ニッカウヰスキー」の社名の語源です。
ウイスキーを作るのはとーっても時間がかかる。
仕込んでしばらくは出荷できないってことはキャッシュアウトだけしていくわけでそれでは倒産してしまいます(笑)
というわけで、、、
しばらくはリンゴジュースを売って運転資金にしていたわけで、その時の社名「大日本果実株式会社」を略してニッカ、、、そうだったのか!
目から鱗でした。
確かになんの略だろう、、とはたまに思っていましたが、ぼーっと生きていたのであまり気にしたことはありませんでした(笑)
チコちゃんの怒られてしまいます(笑)
まず目につのは重要文化財の乾燥塔(キルン塔)。
発芽した大麦をピートでいぶしながら乾燥させ、麦芽を作る施設です。
今では麦芽を直接買ってくるようで、ここで作ることはしないようですがアイコン的な建物になっています。
マッシュタンで糖化された麦汁に酵母を加えて醗酵。
ここでようやくアルコールに変化します。
醗酵したアルコールを蒸留します。
ポットスチルと呼ばれる単式蒸留器で2回蒸留。
ここではなんと加熱に石炭が使われています。
二日後に行く予定の宮城峡蒸溜所はガス?詳しく教えてくれなかったけど。
その加熱工程の差があって余市蒸留所のこの場所は暑い!
逆に宮城峡蒸留所の同じ蒸溜工程のお部屋は涼しい(笑)
最近は石炭ですら普通にみるのが珍しいですからねぇ。
丁度石炭を焚べて温度調節の時間だったらしく蒸気機関車のように石炭を炉の中に放り込んでいました。
こりゃ暑いわけです。
創業前の1931年に建てられて1984年まで50年間研究室として使用されていた建物です。
こうして当時のものを大切に保存するってのも重要なことです。
どこか北海道らしい綺麗に整備された敷地内を散策するのはとっても気持ちが良いです。
気持ちが良い場所から美しいウイスキーが出来上がっていく、、そんな感じです。
そういたこの絵のおじさん、すすきのでもお馴染みですよね。
竹鶴夫妻が過ごした住居を2002年にこの場所に移築したものです。
中は見えませんが、和洋折衷でちょっと面白い建物だそうで、、
植栽の合間から見える旧竹鶴邸の窓。
窓は洋風なのによくみると中は障子窓になっていて(笑)家庭内バトル?が伺えます(笑)
見学用の貯蔵庫なので実際のウヰスキーはありませんが、薄暗く少し涼しい感じで樽の香りとほのかなウヰスキーの香りがします。
できたアルコールはこのような場所で数十年眠りにつくという感じでしょうか。
見学ルートなのでこんなものも用意されていました。
右端の樽に詰められた直後は無色透明ですが、木樽の中で熟成することで琥珀色に色づき華やかな香りも生まれていきます。
この長い年月の間にウイスキーは樽の木目を通して呼吸し、量が少しづつ減っていきます。
最終的には一番左端の半分ぐらいしか残らない。。
この現象のことを本家のスコットランドでは「天使のわけまえ(Angels’ Share)」と呼び、「人間にウイスキーづくりを教えた天使がその見返りとして少しづつウイスキーを味見しているんだ」と伝えられているそうです。
なかなか面白いロマンチックな言い回しです。
お待ちかね!ウイスキー試飲!
40分ぐらいかけてウイスキーの作り方や施設を見学した後は、、お待ちかねの試飲会場へ(笑)
ずらりと並ぶニッカウヰスキーのラインナップ(笑)
別にこれが飲めるわけではありません。
すでに人数分グラスにとる分けられていてカウンターに並んでおります(笑)
もちろん無限に飲めるわけでもなく(笑)ワンフィンガーづつ三種類です。
「シングルモルト余市」「スーパーニッカ」「アップルワイン」の三種類。
とはいうものの、個人的にはこれ以上飲んだらここから帰れなくなってしまいますので(笑)まぁ丁度良い感じです。
それぞれのおすすめの飲み方があるのも親切です。
なんたってウイスキーの超専門家が一番美味しく味わえる方法を指南してくれているわけですからね。
それに合わせて氷と割り物も用意されています。
飲めない方用にソフトドリンクも用意されています。
せっかくなのでおつまみが、、という方ように自販機で色々とおつまみが用意されています。
もちろん有料(笑)
試飲を終わるとそこにはお土産屋さん(笑)
もう流れるようにお金が落ちるような仕組みが構築されています(笑)
普段は買わないウイスキー。。うっかり買ってしまいました(笑)
なんか製造過程の途中まではビールと全く同じなのですが、時を超えてきた飲み物、、ということでちょっと興味が湧いてしまいました。
あ、重いので宅急便で自宅配送にしました(笑)
駅近だし歴史の勉強にもなるし美味しいご飯も食べれるし綺麗な風景もみることができる。
冬に雪景色になった時にきてもきっと楽しいんだろうな〜
次は冬に札幌に宿泊して日帰りできても面白いかも?
そんなことを思いつつニッカウヰスキー余市蒸留所を後にしたのでした。
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