日本人は保険好きと世界的にみても言われています。
安心感をお金で買えるのは確かに魅力的ですが無駄に使っていないか保険についても少し考えてみましょう。
筆者は海外を頻繁に移動することが多いのですが、なぜかその度に何かが破損します(笑)
今まで海外で盗難にあったことは20数年前に一度合ったきりでしたが昨年スマホをスリに盗られました。
その時は損害保険の携行品保険を使って金銭的な損害はなかったのですがしばらく不便だったので何も無いことに越したことはありませんね。
保険とは何か起こった時にお金が出てきて助けてくれる仕組みです。
その保険もタダならこれほど良いものはないのですが、残念ながら人生の買い物の中でもかなり上位に位置するほど高額な買い物です。
それも自分が不幸にならないともらえないというかなり後ろ向きな商品をありがたく購入する人が多いのは不思議でなりません。
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生命保険は必要?
生命保険は死亡保険や傷害保険、入院保険などがセットになったものが多いですね。
確かに死亡保険金を見ると残された遺族に多額の保険金が入るので安心という気もしますがちょっと待った!
あなたはその恩恵に被れないのです、、
そこがいつも腑に落ちないところでした。
莫大な保険金を残された家族に残してその意味はなんなのでしょうか。(家族への愛情と宣伝されることが多いですが、本当にそれは愛情でしょうか?)
入院保険も同じです。
これは自分に返ってきますが、保険に入るパンフレットの小さい文字を見ると入院時最大何日まで支給されるがそれ以降は出ないなど条件が細かく書かれています。
つまり無制限に出るわけではないのです。(一部の保険は無制限に出る場合もありますが、条件は必ずついていますのでなかなか理解することは困難です)
おまけに病院側としては90日以内に退院させるようにしないと損をする国の仕組みになっていますので、無制限に保険が出るからといってずっと病院に居られるとはかぎりません。
そこも含めて考えないと無駄な補償で家計を圧迫させることになります。
生命保険の窓口は立派なビルが一等地にあるのはなぜ?
世界を見渡してみても保険会社のビルは一等地にあってかなり立派です。
それって加入者が払った保険料で建てられているんですよね。
もっとも、資産運用の為の土地活用という意味合いもあるのでしょうが、それにしてもかなり金がかかっています。
それは保険料の一部が費やされていることに私はすごく違和感があるのです。
保険会社に入る保険料は純粋に保険金として支払われるお金と運用管理する為の「経費」が取られています。
どのぐらい「経費」としているかは非公開なのでわかりません。
私には経費をどのぐらい使っているかわからないところにお金を渡すのにかなり抵抗があるのです。
保険のCMはなぜあそこまで不安を煽る?
この記事を今日書こうと思ったのは新聞の保険のCMで保険に入ると安心で明るい生活が待っています!という意味の広告を見たからです。
これは非常に違和感があります。
「保険に入らないと不安です」という逆説的な意味も入って不安を煽っているように感じ取れたからです。
人は不安を感じるとそれを回避したいと本能的に思いますが、まさにそれを狙っているように思います。
その不幸なことはあなたの身の回りでどのぐらいの頻度で起きていますか?
人生何が起こるかわかりません。
なにも不幸なことが起こらないの越したことはありませんが、必ずおきます(笑)
その準備を全て保険でカバーしようとすると毎月の出費は住宅費並みに高くなります。
そこまでして何が起こるかわからない事象にお金を使う意味があるのでしょうか。
入院して生活が困窮したり、突然死亡して家族が路頭に迷った人がみなさんの周りのどのぐらい頻繁にいるのでしょうか。
そもそも私は40年以上生きて居ますが、そのような人は見たことがないですし、自分が入院した時も高額療養費制度で国民健康保険からの還付金で困ることはありませんでした。
ガン家系で親戚がバタバタとガンで亡くなっている場合には早めにがん保険に入っても良いかもしれません。
身内や周りでそのような不安が多数経験している方は必要性を考えて見ても良いですが、それ以外の人はあまり広告に惑わされないように慎重に行動した方が良いです。
唯一有効な保険は貯蓄
お金がないと人は不安になります。
そこを商売にしているのが保険屋さんです。
間違ってもらっては困りますが、保険が全て悪いと言っているわけではありません。
自分に必要なものは何でそれに見合った金額で保証が買えるのであれば良いのです。
車の任意保険がその最たるものです。
交通事故の加害者にならないようにしてなにが起こるかわかりませんし、最悪その代償は普通では払いきれないのです(これは損害保険ですが)
お金がないからいざという時の為に毎月高額な保険料を闇雲に支払うのは無駄です。
高額保険料を払うぐらいなら最低限必要なお金がどのぐらいかかるかをしっかり考えて、必要最小限にとどめ、あまったお金が資産形成に回すのが現実的です。
その資産形成に回ったお金はいざという時にあなただけの保険になるのですから。
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