資産運用やお金の私なりの貯め方〜などを書いた後で申し訳ないのですが、借金がある方は別です。
まずは借金を返さないとスタートラインに立つことはできません。
良い借金と悪い借金？
良い借金と悪い借金ということも昔はありました。
つまり、事業などこれから先に利益を生むビジョンの元にお金を借りるのは「良い借金」、足りなくなったから仕方なく借りるのが悪い借金という考え方です。
これも時代が変わりました。
昔と違い事業をするにもクラウドファウンディングなどを通じて資金の調達先は様々です。
銀行に資金を借りなくても事業はできるようになりました。
また、家を借金をして購入してそれを他人に貸し出すなどは資金を効率良く回すという意味で良い借金に分類されていた時もあります。
それも今では借り手がだんだん少なくなっているのですからリスクを考えると到底良い借金とは言えません。
借金はタイムマシーンにも例えられます。
例えば良い車を10年計画でお金を貯めて10年後に購入するよりも、今購入して１０年間払い続ければ10年分楽しんだ分得だという考え方ですが、今の時代は不確実な時代ですからそれも時代錯誤も甚だしいです。
借金返済は一番確実な資産運用方法
一番大きな買い物としては「住宅」でしょうか。
金額が大きいだけに一括で支払う方はそうそういないと思いますので、ローンを組むしかないでしょう。
お金を借りると当然金利が付きますのでその分余計に支払う必要があるわけです。
昔は若いうちに家を買ってローンを返済し終わった後は年金をもらって悠々自適というプランがごく一般的な時代もありましたが、既にそんな時代はすでにないのです。
なぜなら、その前提が給料は毎年上がり続けて職を失うこともなく働き続けられ、かつインフレでものの値段が徐々に上がっている時代だったからこそ成り立った法則だからです。
今は真逆です。同じ方法が通用するわけがありません。
もし、住宅ローンがあって資産運用もしてみたいという方は、まずは繰り上げ返済やローンの借り換えを検討してみた方がよいです。
資産運用では数％の利益を出すのにはリスクをとって運用をする必要がありますが、繰り上げ返済は返した分だけの利息が「確実に」利益になります。
ボーナスが出たので金融商品を買ってみようと考えるより、繰り上げ返済に回した方が確実にお得です。資産運用では「確実に儲かる」ということはありません。
カードローンは最悪です
昔は消費者金融があちこちにありましたが、今では銀行の傘下に入っていることがほとんどです。
怪しいイメージの消費者金融が大手銀行のグループ会社の中に入ってなんとなく安心できる雰囲気を醸し出していますが、中身は変わりません。
銀行だから安心という根拠のない安心感で気軽に借りると結果は同じです。
自転車操業に入っていつまでたっても汗水垂らして働いたお金を銀行に吸い上げられる構図は変わりません。
「自分ニコニコ金融」をつくる
なぜ消費者金融が必要かというと突然お金が必要になったときにちょっと足りない部分を借りるため、、という動機が多いと思います。
だったら、自分にだけ貸し付けるためだけの「自分ニコニコ金融」を作ったらいいのです。
いえ、なにも難しいことはありません。
いざという時の為の資金をどこか別のところに作っておけば良いのです。
その時大切なことはいつも使っている金融機関とは別のところにすることです。
できればオンライン証券会社やファンドなど換金するのに「一手間かかって面倒くさい」ことが重要です。
ちなみに「自分ニコニコ金融」という名前はここだけの呼称です。
なんか消費者金融で「ニコニコファイナンス」とか「ニコニコローン」なーんてものが存在しそうな気がしたので、勝手に命名しただけです。
突然お金が必要になった時にその手間や換金に時間がかかるようにしておけば、気軽に使うようなことはしないでしょう。
あれば使ってしまうのは人間だったら当たり前のことです。
自制できるように仕組みを作っておけば自然と「自分ニコニコ金融」の残高は増えて行って、結果的に自分を助けてくる融資限度額が増えていくのです。
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