「絶対に損をすることはありません」「毎月確実に配当がでます」というような話はまず怪しいと思って間違いがないです。
なぜなら、投資は不確実な要素が多すぎて金融のプロでも常に儲け続けるのは困難なのです。
あなただけに特別な情報や金融商品は絶対に来ない
「ここだけの話ですが、あなただけに元本保証で確実に儲かる商品があります」などという話があった場合は話を聞かないことを強くお勧めします。
なぜなら、、もしそんな商品があるのであれば、なぜその勧める人は自分でその商品を買わないのでしょうか。
おかしいと思いませんか?
「自分ではお金がないので購入できないのですが、資産のある方にお勧めしているのです」という話もよく聞く話ですが、逆にその方に借用書でお金を貸してみてはいかがでしょうか(笑)
資産家の方や著名な方、社会的にステータスのあるとされる方がよく引っかかる手口ですが、「自分にだけ」おいしい話がくることなんてないんです。
おいしい話の裏には必ず何かあると思った方がいいです。
昔から良くある詐欺被害はもちろん騙した方も悪いのですが、騙された方も儲け話に目がくらんでしまったという面では致し方ないのです。
「確実に」儲かる資産運用がないならなぜ運用をするのか
それは世の中が不確実だからです。
儲からないかもしれないけれど、そのまま現金のまま持っていても増えることはありません。
しかもそのままの価値がずっと続くということもないです。
バブル崩壊から20年はデフレだったので結果的に現金だけを持っていてもモノの値段が下がっている状態では相対的に現金の価値があがりました。
しかしこれからはそれが続くとは限りません。
そもそもその状態が異常な状態だったわけで、その異常な状態が普通のことだと錯覚してしまっているのです。
デフレとは物の価値が下がること。
インフレとは現金の価値が下がることです。
現在世界中でなんとかインフレにしようとしているわけですから、一生懸命お金の価値を下げようとしているのです。
そんな中で現金だけを持っていては今貯めているお金が目減りする可能性が非常に高いのです。
資産運用は資産価値を守ること
資産運用とは儲けをたくさん出すためのものではありません。
資産価値を守るのが第一です。
これから何が起こるかわかりません。
現金だけそれも日本円だけ銀行に預金しておけば安心かというとそうでもないです。
卵は一つのカゴに盛るな
よく言われる投資の重要な格言の中に「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。
一つのカゴに盛っておいたら何かの拍子にそれを落とした時に全て割れてダメになってしまうので、分散しておきましょうという格言です。
過去にも戦後の混乱期ということもあったでしょうが、インフレで毎年物の値段が2倍に上がっていく時期もありました。
今は時代が違うけれど、そうならないとは誰も保証できないのです。
例えば一流企業で働いていて将来安泰だということで持株会で自社株をたくさん買っていたとします。株も持っているから大丈夫と考えていたら会社が急に倒産。
もちろん株式も無価値になりますので、収入も資産も全て失うことになるのです。
毎月1000円でも金融商品を買ってみましょう
何も資産は現金や株だけではありません。
不動産(負動産?)や金、外貨、ファンドなど今の時代はいくらでもあります。
書店に行くといろいろな金融本がありますが、結局のところ将来は誰にもわからないのです。
わからないなら、、とりあえずほんの少しづつ全部買うんです(笑)今の時代は金融サービスが充実していますので、毎月1000円ずつでも購入できます。
まとまったお金ができたら買おうと思っても、そのまとまったお金はきっと永遠にできません。
勉強しようと思っても忙しい毎日の中でやるはずがありません。
まずは何でも良いから買ってみる。
買うと興味が湧きますから少しづつ知識はついてきます。
初めは損をすることもあるでしょう。でも、はじめはまだ少額ですからダメージはそれほどありません。
段々仕組みがわかってきたら少し腰を据えて勉強して自分の意思で何を重点的に買うかを決めたら良いです。
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