ここ数年日本だけではなく全世界的に超格差社会になっていて重大な社会不安を引き起こしています。
社会不安の質も問題でまさに人々が心理的に分断状態になっているのが一番の問題です。
みんな底知れぬ不安を抱えて疑心暗鬼になってイライラしているのは日本をはじめ各国で重大な事件が起こっていることからも明らかです。
現在アメリカでは7人に1人が住むところも食べるものも事欠く生活困窮状態ですし、世界の富豪トップの62人の資産は下位の36億人の総資産と同じというまさに異常な状態になっています。(NHKスペシャル マネーワールドより)
社会主義や共産主義は理想郷と呼ばれたこともありましたが、結果は歴史が証明しています。
適度な競争で人々が良い暮らしを追い求めることができる資本主義が適切だったわけですが、人間の欲望は恐ろしいもので欲望を抑えきれなくなった結果、一部の富裕層と頑張っても貧困から抜け出せない多くの人々に分かれてしまったのが現代です。
世の中は簡単にはかわりません
残念ですが明日、来月、来年この状況が変わっているとは思いません。
どこかで変わると信じていますが一朝一夕に変わるとも思えません。
そうはいっても諦める必要もないと思っています。
人間はそこまで愚かではないです。
ここは一度冷静に考えましょう。
自分が快適に過ごせる方法は何なのかを今一度考え直して、過去の習慣や周りの人に合わせるようなことをやめて、不要なものを捨てて、生活を再構築してみれば生き抜く解はあるはずです。
一番危険なのは、給料が安いから、、とか派遣だから、、とそれで思考が止まってしまうことです。
自分の考え方なら自分で変えられます。
個人の力ではすぐに社会を変えることもできませんし、他人の考えを変えることもできません。
変えられるのは自分の考え方だけです。
格差社会だからこんなに生活が苦しいんだと思う前に自分の考えを変えて、できることから始めないとなにも変わらないのです。
資産防衛は冷静に考えられる特効薬
お金を少しづつでも良いから貯めましょう、分散して資産運用しましょうと言っているのは富裕層になりましょう!と言っているわけではありません。
来月、来年お金がなくなるかもしれないと冷静な判断ができなくなって、自分が何をやりたいのかがわからなくなってしまいます。
何か違っていると違和感を感じた時に一度立ち止まれる余裕を持つためにもある程度の資産が必要ですし、うつ病の薬なんかよりも良く効く特効薬にもなります。
物はお金で買っているのではない
世界一貧しい大統領と言われていたホセムヒカ前パラグアイ大統領が来日した際に大学で講演した言葉に共感しました。
「あなたたちが何か物を買う時にお金で買っているのではないのです。お金を稼ぐために費やした時間で買っているのです。かけがいのない人生を無駄にしないようにしてください」
日本では過労死の事件が最近多発してクローズアップされていますが、何のために働いてお金を稼いでいるのかをよく考えないと本当にもったいない。
お金持ちが必ずしも良いわけではありません。
ストレスがあったり身の危険があったり、、資産を防衛するために必死だったりします。
実体験として色々な人を見てきましたが、果たしてお金持ちは本当に幸せなのか個人的には疑問を持っています。
人間に平等に与えられているのは「時間」です。その時間を幸福な時間に使うべきです。
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