お金がないとやはり不安になってしまうのが人間です。
何で不安になるのかというと、食べて生活することができなくなるかもしれないからです。
お金がないというのは色々な意味を含みます。
毎月入ってくるお金が不安定なのか、一定収入はあるけど貯金がないとか。
ではいくら入って来れば不安が解消されていくら貯蓄があれば不安が解消されれるのでしょうか。
これも人それぞれですしバランスが重要だと思っています。
経済的自由人とは
ここで経済的自由人を「日々のお金に困ることなく日々の生活を平穏に自由に暮らす人」と定義します。
それって莫大な資産があるか高給取りのこと?ではないんです。
莫大な資産があってもそれに群がる人に頭を悩ます人もいますし、高給取りと言ってもその高給に見合った生活イメージにとらわれてカツカツの人もいます。
そもそもサラリーマンの高給なんてほとんど税金で取られてしまうので、実は手取り500万円の生活レベルと1000万円の生活レベルは天と地ほど違いがあるわけではないんです。
だから少しぐらい収入が上がったところで生活レベルを上げた時点でアウトなんです。
じゃ、定年退職して年金暮らしをしている人のこと?でもないんです。
会社だけが生きがいだった人に「さあ自由に生きてください」と言っても暇を持て余す人もいますし、資産がうん億円あるおばあちゃんが貯金を取り崩して減るのが不安で、、という信じられない話も最近よく耳にします。
確かに20年ほど前にはそれ相応の資産があれば利息でお金が減ることはなかったのですが、昨今の世界中の超低金利で資産があってもそれがお金を生むことはなく、取り崩すしかなくなってきています。
ストックとフロー
英語でストックとは株を指しますが、ここではストックは「貯蓄」と定義します。
「貯蓄」と言っても日本円、外貨、金、株など様々な金融商品のことを指します。
なので「貯金」という言葉を使わずに「貯蓄」という言葉を使います。
フローとはまさに毎月のお給料やバイト代、副収入など入ってくるお金と食費、光熱費など出て行くお金の流れと定義します。
フローがうまく流れていると安心する
常にフローが流れ続けるように考え続けることが必要です。
今の収入がなくなった時に困らないように常日頃から収入を上げることを考えましょう。
しかし、今の時代は頑張れば収入が上がるもんではありませんし非常に難しいとしか言いようがありません。
それより重要でもっと簡単な事は出て行くお金を制限することです。
こちらは自分の意思で決められますので意思さえあれば簡単です。
収入が支出より多ければひとまず安心しますが、もしものためにその差を大きくするように(収入を多くするか支出を少なくするか)を常日頃から意識しておきましょう。
ストックは精神安定剤
いくらストック(貯蓄)が大きくても切り崩して生活をしていくのはやはり不安があります。
持っているものが少なくなっていくのは気持ちの上でマイナス要素です。
やはりいくつになってもフローが正しく回っていることを前提とすればストックはいざという時の備えとして使えますのでいわば精神安定剤のようなものです。
ストックとフローを整えれば経済的自由人になれる
ストックが多くてもフローがうまく流れていなければ日々の生活が不安になって精神的に自由とは言えません。
また、ストックがなくても不確定要素の強い世の中ですから今フローがうまく流れていてもそれがずっと続くとは限りません。
両方のバランスが取れた状態が一番良いのですが、人によってその人が考える生活水準やバランスは全く違うものです。
将来をいくら考えても答えなんか出てきません。
今の現実をしっかりと見直して現在の状態をきちんと整えれば一旦は「経済的自由人」になれます。
ただし、一旦整える作業をするとその過程で知恵がついてもっと安定する方法があることに気がついていきます。その繰り返しで何が起こっても動じない本当の「経済的自由人」になることができます。
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