金融商品や社会制度などはその道のプロと呼ばれる人がいるぐらいですから複雑極まりない世界です。
ですので理解できないことや疑問に思うことは率直に聞きましょう。
知ったふりをするのは何も良いことはありません。
相手の思うツボです。
本物のプロはあなたが何も知らないことを直ぐに見抜いて高額商品をいつの間にか契約させちゃいます。
しかし、意外と素朴な疑問ほど回答に難しかったりします。
自分が完全に理解するまで、素朴な疑問がなくなるまで質問攻めにしましょう。
個人年金保険は税額控除と一緒に考えるとお得
先日生命保険の内容確認をしたいということで生保の窓口に行ってきました。
しきりに高額の個人年金保険を勧めてくるのですが、その勧誘トークが「利率が銀行利率より良い」です。
すっかりずっこけてしまいました。
年利何%運用ですか?と尋ねても答えてくれません。
総額で丸めてなんとなーくお得感を出そうとしているんですね。
ざっくり計算してみると、払込み総額に対して受取額の総額は5%ほどしか運用益はありません。
これって年換算するとざっくり0.03%程でしたのでお得でもなんでもないです。
確かに銀行よりは良いですが。
それよりも個人年金保険は一定額の税額控除があってその範囲内に綺麗に納めると年間10%近い利回りになるんです。
それを考えると0.03%なんて、、ただし税額控除の範囲は年間最高8万円まで(もしくは昔入った方は10万円)なのでそれほど多くはありません。
月額2500円〜5000円ぐらいですね。
月額数万円も無駄にお金を生保に払わないようにしましょう。
その分は別に自分で貯金に回した方がなんぼもましです。
医療保険は最小限で十分
私は過去に数回入院・手術したことがありますが、医療保険の還付金で入院すればするほど儲かった経緯があります(笑)
つまり医療保険に入り過ぎていたのですね。
なんとなく入っておかないと不安になる医療保険ですが、実は保険料の無駄だともらって初めてわかりました。
とは言うものの、払い込んだ保険料以上に還付金をもらったので偉そうなことはいえませんが。
医療保険はどうすれば良い
日本の医療保険制度は非常に優れていて、どこのお医者さんに行っても診察してくれて負担が1割〜3割とコスパは抜群です。
しかも手術などの高額医療費は高額療養費制度で後日戻ってきますので1ヶ月の医療費は年収にもよりますが10万円もかからないんです。
ここで重要なのは高額療養制度は自分で役所に申請しないと還付されないんです。(大企業の組合健保なら何もしなくても還付される場合があります。)
医療保険に入る時に考えるべきことは「保険料分を貯蓄して備え、貯蓄ではどうにもならない大きなリスクに対して追加する」です。
ですから通常の入院に対する医療保険はまず不要と思って良いでしょう。
特殊例としては脳卒中で倒れて寝たきりになった場合の長期入院に備えて給付無制限&保険料支払い免除がついた保険や、がん保険の通院給付が無制限についたものですが、そうはならないように健康で居たいですね(笑)
保険のおばちゃんを質問攻め
保険の窓口のおばさんに医療保険特約を最小限の額にしたいと言ったところ、減額してしまうと元には戻せないし、医療保険特約は出来るだけ高額のものを持っている人が多いとしきりに反対されました。
ただ、自分自身の体験から実質の医療費は高額療養費制度もあるのでかからないし、給付された数十万円はお小遣いになってしまって、むしろ儲かってしまいます。
なんで皆さんそんな高額の健康保険特約を付けたがるんですか?と逆に質問したところその答えは、、、
「みなさん高額療養費制度の還付のことを知らないんでしょう」
と唖然とする答えでした。
え、知らないから高額の医療費特約を売ろうとしているの?と愕然としてしまいました。
どことは言いません。某大きな保険会社です。
みなさんも自分自身が支払っているお金についてはちゃんと勉強するようにしましょう!
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